仮面ライダーセイバー×ゴースト ようやく視聴しました！
何のことはない。かみさんがレンタルDVDで借りてきてくれたのです。
↓仮面ライダーセイバー×ゴースト
以下、ネタバレありの感想
……まぁ、観る人はそれなりに熱心なファンなんだろうということが前提になっていて、ちょっとこちらの想像以上にマニア向けな内容だった。
いや、敵がダントンの遺志を継ごうとする者達って……どんだけマニアックなところからネタを引っ張ってきてんねん！
ダントンって、……誰？ な人が、多かったと思います。
普通に仮面ライダーセイバーをＴVで観ていた人たちは全く知らないところから引っ張ってこられたネタです。
それどころではない。
TVで仮面ライダーゴーストを全話視聴した人ですら、全く知らないところからきている。
ダントンってのは、仮面ライダーゴースト放送終了後に製作された、後日談エピソードのVシネマ「仮面ライダースペクター」に登場した敵キャラなのである！
難易度高いところから来たな～と。
↓仮面ライダースペクター
「お兄ちゃんに会いたい……」とつぶやきながら街を放浪するカノンちゃん登場。
カノンちゃん、単に可愛い女の子って感じだったのがすっかり色っぽい女性になって……という感慨は、演じる工藤美桜さんがキラメイジャーのキラメイピンク＝小夜を演じていた記憶がまだ新しい為、既に済ませた、感じ。
カノンに絡むデザスト……熱烈に、彼女のお兄ちゃんになろうとアプローチをかける……。
ジャベルのおにぎりネタ。
いや、これはＴVでゴーストを観ていた人なら分かるネタではあるが……。
なんと言うか、全くＴVのおさらい的な回想シーンを入れないままに進むので、ＴV放送終了後はゴーストを観返していなかったという人には、かなり難易度が高かろう。
Wライダーの共演に、セイバーの新フォーム登場、ゴーストもちゃんとフォームチェンジを披露（さすがに全部やったりはしないが（笑））と、ヒーロー共演物としてのサービスは良い。
あえて苦言を呈するならば、まぁ、予算がそれ程潤沢な作品ではないのだろうが、敵怪人が、新怪人登場は無し。
ゴーストの怪人の使いまわし。
使いまわしは、それはそれで構わないのだけど、せめてもっと豪華感のある ガンマイザーの着ぐるみのリデコとかに出来なかったのだろうか？
続編があるので、そちらには新怪人、出るのだろうか？
ぶっちゃけ、話はあって無い様なもので、続編の方が本編で、今回は単なるプロローグって感じでした。
カノン、ジャベル、デザスト、そして仮面ライダーゴースト＝タケル といったキャラクター達の活躍は観ていて楽しく、作品全体の印象としては悪くなく、続編に期待がつながる。
ただ、現役作品の主人公（つまり、本来のメイン主人公）である飛羽真の存在感は、先に挙げた4キャラの活躍の前に、完全に霞んでしまっていた感はある。