バリドリーンを描いてみました。
……いや、だからあんた、時間が無いんだろ? アニメの制作はどうしたよ……って?
まぁ、それはそれ、これはこれ。
にしても、実際番組に出たミニチュアと、印象が違い過ぎないかって?
はい。
え~と、単にバリドリーンを描いてみたっていうのとは違いまして。
以前から、バリブルーンの絵は、ちょこちょこ このブログに載せていましたが、
↓以前描いたバリブルーン
バリドリーンって、バリブルーンの後継機であって、
カラーリングとか、 全体のシルエットとか、 バリブルーンの要素を引き継いでいるわけですね。
で、今回あえて、
以前描いたバリブルーンの絵と、プロペラの位置を同じにして、全体のプロポーションも似せて描いてみよう、という……
バリブルーン風バリドリーン として描いてみたわけです。
何の意味が? と言われると、「いや、特に意味はない」としか言いようがありませんが。
↓重ねてみると、分かりやすいでしょうか?
前部、後部ともに、プロペラの位置を完全に合わせ、
胴体の太さ、腕の長さ等も出来るだけ合わせて描いてみたのが、今回の絵なのです。
こうやって描いてみて、そして番組に登場したミニチュアを見てみると、
実際のバリドリーンは、バリブルーンに比べ、
前足(腕?)に当たるパーツは、
バリブルーンの腕よりかなり長く、
水平ではなく斜め下に突き出ていて
後部尾翼は大きく
と、変化しているんですね。
あと、明らかにバリドリーンは鳥モチーフではあるのですが、
なんなんでしょうね? この、前足というか、腕は。
鳥の前足(腕)は、翼ですよ!?
他の特撮・アニメの鳥メカを見ても、多くは「前足を翼」として、鳥と、飛行機のシルエットのすり合わせをしているデザインなのですが。
この巨大な前足と爪は、(特に爪の存在が)「鳥モチーフです!」と主張しているくせに、同時に、
最も「現実の鳥とは異なる」パーツなんですね。
それと、プロペラやら、前足やら、カラフルな補助翼やらといったパーツを取り除いて、基本となっている「骨格(?)」に注目してみると……。
どう見ても、鳥じゃなくて、基本は飛行機の方なんですね。
というか、これって、機体後部に水平尾翼こそありませんが、
F-14 トムキャット が、デザインの元になっているのでは!?
可変翼 というアイディアも、そこから来ているのでは? なんて。
↓F-14 トムキャット
マクロスに登場したバルキリーの「元」としても、知られている機体。
実際に自分で描いてみて、しみじみと思う。
バリドリーン……面白いデザインだなぁ、と。