ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
(続き)
最後の禊を終えたカーメンは、堂々とJ9の前に姿を現す。
カーメン「J9、私を倒すことは永久にできぬ。この勝負、私の勝ちだ。ハハハ……」
キッドの銃撃をかわし、ロケットへ乗り込むカーメン。
脱出……? いや、そうではない。
アイザック「奴は死して、木星と共に、新天体の土となる気だ」
お町「じゃ、玉砕するわけ?」
アイザック「ああ……」
かくして、ヌビアの計画通り、木星は大爆発を起こし、
カーメンはその炎の中へ消えていった。
保護スクリーン作戦も、無事成功。
地球と人類は、辛うじて数われた。
何と言うか、J9は保護スクリーン作戦を成功させようと必死だったけれど、ヌビア側、それを阻止しようという動きは、さほど積極的だった様には見えないんですよね。
割とどうでも良かったのでは?
彼らの目的は、あくまで
・木星爆破による新太陽系創造
・ヌビア教徒の民の新天地での繁栄
・カーメンが大アトゥーム神と一体となるための儀式たる禊の完遂
で、ヌビア教徒の地球脱出の移民船団の無事は重要だったかもしれないけれど、なんか、それ以外の人類は、別に滅んでも、生き残っても、どっちでもいいよ、というか。
結果、番組的にも
J9とカーメン、どっちが勝ったのか?
ということが、割とどうでもいいこと、という扱いになっている。
これは、当時的には、どころか、現在の目で見ても、作品の終わらせ方としてかなり珍しい。
戦いは終わった。
さて、J9はこれからどうする……?
(続く)