まぁ、この回のキモ(?)はやっぱ、キッドが決戦を前に、母の結婚式の時の事を思い出すあたりでしょう。
実に この番組らしさ に溢れたシーンだと思う。
と書いたのですが、なんかこれ、私自身の中ではこれで完結していたのですが、皆さんからしてみると、
いや、なんでこのシーンがそんなに、
この番組らしい、
と、貴方は思っているの?
と、首をかしげたことでしょう。
言葉足らずでした。
最終決戦前にこういうシーンが入る場合、他の番組なら普通
・パターン1:
これまでに、このシーンにつながる何らかの伏線が番組内に張られており、その回収シーンである
・パターン2:
今後のシーンにかかわってくるエピソードであり、母なり、その結婚相手なりが、この後もゲストキャラとして、目立つ形で登場する
・パターン3:
今後のシーンに、伏線のような形でかかわってくるシーンであり、例えば最後の逆転の瞬間などで、こういった回想シーンに入っていたさりげない要素が、重要な意味を持ってくる
でしょう。
が、この番組の場合、どれにも当てはまらない。
じゃあ、どういう意味のあるシーンだったかというと、
キッドというキャラクターの魅力を、より視聴者にプッシュする
という意味があった。
逆に言うと、それ以外、特に意味がないシーンである。
全然、ストーリー上、必要ない。
登場キャラクターそのものを、ある種のアイドルのような存在として売り出す、というということの、先鞭をつけた作品、と、私はこの番組の魅力を捉えているので、
あのシーンに
実に この番組らしさ に溢れたシーン
という評を加えたわけです。
あのシーン、必要性……はなくとも、もの凄く意味のあるシーン、ではあるのです。
おそらくブライガーのファン100人に
「あのシーンはあった方が良かったか、ストーリー上特に必要はないから、無かった方がよかったか?」
なんて質問をぶつけたら、ほぼ100人全員が
あった方がよかった
と答えることでしょう。
これで、伝わりましたでしょうか?