ウルトラマンタイガ第13話「イージス超会議」感想です。
素直な感想って言ったらね、もう、これに限る。
もう折り返し地点なの!?
早いなぁ~。
と言うか、例年、この折り返しの総集編が入る前って、正に中盤の山場! って感じで盛り上げた直後だったじゃないですか。
なんか今年はそういう感じじゃないですね。
脚本の足木淳一郎さんは、ウルトラマン列伝以来、こういう「過去の素材を使っての作品」の構成や脚本をずっと行っている方で、例年の「折り返し総集編」を担当されてきた方。
さすが、としか言いようのない腕前で、毎年楽しませてくれます。
単に名場面を話数順に並べた、というのとは一味違う、それでいてちゃんと 作品全体を俯瞰して、きちんとした総集編になっている という、もはや、匠の技 です。
……いや、ごめんなさい。
正直に告白すると、今年の第6話「円盤が来ない」まで、そんなに意識していたスタッフ名ではありませんでした。ホント、ごめんなさい。
で、第6話がとても面白かったので、調べてみて、「ああ、毎年総集編の脚本を担当されていた方だったのか!」と。
総集編を担当するっていうのは、当たり前だけれども、作品をろくに理解できていない人になんかは不可能な仕事で、また、面白い総集編っていうのは、観たファンの反応、も理解していないと作れない。
作品に対しての深い理解が感じられます。毎年。いやマジで、毎年……。
で、作品を構成する要素ってのは、もの凄く沢山あるわけで、その中から、何を軸に構成するのか、は、もの凄く重要なわけで。
今年は、(トレギアを含めると)4人も出ているレギュラーウルトラマンの個性を軸に過去の振り返り。
話数順に タイガからの紹介、とはしない辺り、全体構成に「技」を感じます。
なおかつ、総集編にとって、重要な要素って「箸休め」と、「次回以降への期待の盛り上げ」なんですよね。
E.G.I.S.のイメージキャラをどのウルトラマンにするか?という、いい感じのどうでもよさで「今回は肩の力を抜いてください」という箸休めであることを示し、
ヒロユキと霧崎の初の邂逅を描き、次回以降への期待を盛り上げる、という手堅い作り。
いや、ヒロユキと霧崎の邂逅は、「え~と、これ、総集編でやっちゃって、よかったの?」という気が、しないでもないですが(笑)
さて次回!