銀河旋風ブライガー その95(第27話「カルナバルの嵐(前編)」(その1)) | 無敵動画堂高田のブログ

無敵動画堂高田のブログ

無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 

 

 先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
 ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
 
 
 つ、ついにこの回まで来たかっ!
 ある意味で、ブライガーの中で最も印象に残るエピソード。
 そして変な意味で(笑)、一部アニメファンに、妙に有名なエピソード。
 理由ははっきりしていて、
 ロボットアニメ史上、初、本格的なベッドシーンが描かれたから だ。
 色々な意味でショッキングなシーンだったわけだが、基本的に、ファンはこのシーンに対し、好意的評価を与えている、と思う。
 
 が、ベッドシーンのショックばかりでこの回が語られるのも、なんかあんまりだし、
 かといって、やはりベッドシーンの話題を避けてこの回を語るのは根本的に間違っている。
 
 できるだけ、多面的に、この回については書いていきたいと思っています。
 主に、3つの見方で。
ロボットアニメ史上、初の本格的なベッドシーンが描かれたエピソードとしての見方
・ブライガーにおいて、初めての本格的な前後編エピソードであるという見方
・エンジェルお町という、ヒロインキャラクター編としての見方
 
 にしても、本作でベッドシーンが描かれて、その2年後の’83年には
超時空世紀オーガス
が作られているわけで。
 
↓超時空世紀オーガス。てか、第1話からして、しかも、いきなりベッドシーンで開巻だもんなぁ……この番組
 この番組、複数回でベッドシーンが描かれることに。
 しかも見る人によっては、ブライガーのベッドシーンが霞んで見えるほど、さらに踏み込んで本格的な描写の回がある という感想を持つんじゃないですかね?
 
 で、オーガスの翌年’84年、くりいむレモン が登場し、本格的にエロアニメ市場が誕生する
 
 ブライガーにおける、「TVアニメでベッドシーンが描かれた」という事象は、
アニメ界全体が(制作側も、消費側も)、エロティックな描写、というものに、
どのような意識を持っていたのか、を観測するにあたって、
非常に重要な観測ポイントなのだ、と言っていいと思う。
 
 まぁ、確実に言えるのは、少なくともブライガーのスタッフは
エロをやりたくて、あのシーンを入れたわけではないだろう
 ということ。
 が、アニメファンの意識の流れとしては、
このシーンや、当時の他のアニメにおける性的描写と、
その後のエロアニメ市場は
直結した流れであることもまた、疑いようがない。
 
 あんまりこういうことばかり書いていると、ちょっと敬遠されてしまうかもしれないけれど、この辺は、私としては大真面目に語っていきたいところなのであります。
 
(続く)