銀河旋風ブライガー その86(第24話「勝手にしやがれ」(その2)) | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 

 

 先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
 ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
 
 
 カーメン登場編を経て、今後は、ヌビア VS J9 という展開になるのかと思いきや、基本ラインは、これまでと変わらないところに落ち着きます。
 そんなわけで、いつものノリに戻りますよ という事を示す、ある意味これはこれでシリーズ構成上、大変重要なポジションのエピソードです。
 そういうエピソードで、やっぱりキッドの過去に絡めた話、であるあたり、なんとも
 いつものノリに戻ります を、これ以上なく表していると思うのは、私だけ?
 
 今回の依頼人は、エヴァ・オーリンという女性。
 彼女が探し出してほしい、という男は、なんと殺し屋。
 今度の仕事が終われば、きっと依頼主に消されてしまうだろう、とのこと。
 殺し屋の救出、という内容に、戸惑いを覚えたJ9であったが、エヴァの健気さに心を打たれ、依頼を受けることとする。
 
アイザック「キッド、心当たりがあるようだな
 エヴァの探している男=ルチアーノ・マレッティこそ、
 キッドが目標としてきた人物であり、射撃選手権大会連続優勝者であった。
 が、いよいよキッドが同じ大会に出場し、彼に挑戦できるという時、ルチアーノは病に倒れ、欠場。
 ルチアーノ以外はキッドにとって敵ではなく、そして以降も彼は表舞台の大会に出場してくることはなかった。
 その彼を、キッドは先ごろ、射撃練習場で見つけたばかりであったのだ。
 そして手掛かりは、彼が落としていった アステロイドJ区総合病院の診察券。
 病院を張っていたキッドは、ルチアーノを探し出すことに成功した。
 
ルチアーノ「お節介はやめておけ。
 俺は虫けらだ。
 虫けらが虫けらを殺すだけのこった……。
 勝手にしやがれってんだ
キッド「あんたチャンピオンだ。
 俺の数年間の目標は、あんたを超えることだった」
ルチアーノ「……チャンプか……。 昔のことだ。
 銃には惚れねぇことだ。
 今じゃ雇われの殺し屋渡世さ
 ルチアーノに、今度の仕事はやめておくように説得するキッドだったが、彼は聞く耳を持たなかった。
ルチアーノ「そこをどけ! 引き受けた仕事はやるのがプロだ。
 お前はいい奴だ、多分な。
 だからお前を殺したくねぇんだ。
 どいてくれ! 俺には俺の生き方がある」
キッド「ルチアーノ」
ルチアーノ「……なんだ?」
キッド「仕事が終わったら、エヴァのところに帰るんだな……?」
ルチアーノ「……ああ」
 ルチアーノの決意が固いことを悟ったキッドは、それ以上彼を止めることができなかった。
 が……
 
 この二人のやり取り、妙に渋くてかっこいいが……なんか、元ネタあるんだろうか?
 
エヴァ「会ったのね?会ったのね、あの人に!
 どうして連れてきてくれなかったの!?」
 ルチアーノを探し出しておきながら、一人で帰ってきたキッドを、エヴァは激しく責める。
キッド「止めても、止められるような男じゃなかった。
 俺にはよくわかるんだ。
 彼は……俺とよく似た男だからかも……」
エヴァ「馬鹿!
 キッドを平手打ちすると、泣き崩れるエヴァ。
エヴァ「みんな何も分かってない……!
 あの人の命は、今日もつか、明日もつか、分からないんです……。
 医師の診断では、あの人の命は2ヶ月前が限度だったんです……!
キッド「なんだって!?」
 
 キッド、絶対心の中で叫んだね。
 先に言えよ!
 って(笑)
(続く)