銀河旋風ブライガー その56(第14話「木星ベムの襲来!」その2) | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 

 

 先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
 ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
 
(続き)
 核燃料タンカー強盗犯・ガスコンに、逆に捕らえられ、人質となってしまったマカローネ署長。
 銃で脅され、監禁室代わりに、なんと宇宙葬用の棺桶の中に閉じ込められてしまう。
 救出の為、タンカーを追って木星に向かったJ9だが、発見したタンカーは、もぬけの殻。
 しかし意外にも、積み荷はそのままだった。
 何故? 一番大事であろう積み荷を残して、どこへ行った?
 と、その時、タンカーに強烈な揺れが。
 タンカーを襲う巨大なタコの様な怪物! 木星のベム(異星生物)だ!
アイザック「……そうか、やつらこのベムに襲われたので、慌てて逃げだしたんだ!
 どうする? ブラスタービームで追っ払うか? いや……。
アイザック「ボウィー、ポヨンをこっちに寄越してくれ!」
 
……え???
 同じ木星のベムだから、という理由みたいですが。
 例えば、同じ日本出身の生物だから、という理由で、暴れるヒグマ相手に話をつけて来い、と、貴方、言われたらどうします?
 そんな理屈は無茶苦茶だ、と思うでしょう?
 一体どうしたんだ? アイザック……。
 が、宇宙船を襲う全長数十メートルの蛸型生物と、ポヨンは、どうやら同族だったようで、意思の疎通に成功します……。
 ……なんなんだ? 今回……
 
 アイザックの思惑通り、ポヨンは巨大ベムと意思の疎通が可能であった。 
 ポヨンに説得され、巨大ベムはタンカーから離れていく。
 無事キッドとアイザックを収容したブライスターは、雲間に、ガリレオコネクションのステーションを発見。
 マカローネもそこにいるに違いない。
 潜入したJ9は、待ち伏せていたガリレオコネクションの兵達に、マカローネ共々包囲されるが、ポヨンが連れてきた巨大ベムの助力により危機を脱し、状況は乱戦へ。
 そんな中、一人、拘束ベルトをされたままだったマカローネ署長は、未だ棺桶の中。
 そこへ、傷を負ったガスコンが迫る。
 せめてマカローネを殺しておこうと考えたのだ。
 マカローネ「一寸待ってくれ。内ポケットにな、良い物が入っておるんじゃ」
 そう言われ、素直にマカローネの内ポケットをまさぐり、財布をゲットするガスコン。
 マカローネ「ワシの貯金がなぁ、500万ボールはある。それを全部やるから助けてくれんかな?」
 説得虚しく、ガスコン、財布は手にした上で、マカローネにとどめを刺そうとするが、間一髪、ポヨンとキッド達にマカローネは救われる。
 マカローネ署長無事救出……ではあるが、ブライスターやブライガーを見られるわけにはいかないので、そのまま棺桶の蓋を閉じてしまうキッド達
 
 ガリレオコネクションの戦闘部隊がステーションに迫る。
 ブライシンクロンマキシム!
キッド「ソニックビーム!
キッド「ブライ・ブーメラン!
キッド「パワーハンドカッター!
キッド「ブライソード!
 次々にブライガーの技が決まり、ガリレオコネクションの戦闘部隊は壊滅。
 積み荷も無事なまま、タンカーも回収され、事件はすべて解決するのであった。
 
 いやマジで、どうしてしまったんだ? 今回。
 クライマックスにおいて、武器名、技名をいちいち叫ぶ、という、70年代スーパーロボットアニメの如き演出が出現。
 ブライガーのみならず、J9シリーズ全編を通じて、極めてこの演出は珍しい。
 この、武器名、技名を叫ぶ演出は、当時、アニメファンの間では「幼稚なガキ向け演出の典型例」みたいな感じで語られていた感があり、それを行わないリアルロボ系はカッコイイ、という文脈だったのだが……。
 70年代のノリで、いちいち技名を叫んでいた「六神合体ゴッドマーズ」などがちゃんとアニメファンにウケていたことを考えると、口で言う程、この演出を、アニメファンも嫌ってはいなかったようである。