ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
(続き)
核燃料タンカー強盗犯・ガスコンに、逆に捕らえられ、人質となってしまったマカローネ署長。
銃で脅され、監禁室代わりに、なんと宇宙葬用の棺桶の中に閉じ込められてしまう。
救出の為、タンカーを追って木星に向かったJ9だが、発見したタンカーは、もぬけの殻。
しかし意外にも、積み荷はそのままだった。
何故? 一番大事であろう積み荷を残して、どこへ行った?
と、その時、タンカーに強烈な揺れが。
タンカーを襲う巨大なタコの様な怪物! 木星のベム(異星生物)だ!
アイザック「……そうか、やつらこのベムに襲われたので、慌てて逃げだしたんだ!」
どうする? ブラスタービームで追っ払うか? いや……。アイザック「ボウィー、ポヨンをこっちに寄越してくれ!」
……え???
同じ木星のベムだから、という理由みたいですが。
例えば、同じ日本出身の生物だから、という理由で、暴れるヒグマ相手に話をつけて来い、と、貴方、言われたらどうします?
そんな理屈は無茶苦茶だ、と思うでしょう?
一体どうしたんだ? アイザック……。
が、宇宙船を襲う全長数十メートルの蛸型生物と、ポヨンは、どうやら同族だったようで、意思の疎通に成功します……。
……なんなんだ? 今回……
アイザックの思惑通り、ポヨンは巨大ベムと意思の疎通が可能であった。
ポヨンに説得され、巨大ベムはタンカーから離れていく。
無事キッドとアイザックを収容したブライスターは、雲間に、ガリレオコネクションのステーションを発見。
マカローネもそこにいるに違いない。
潜入したJ9は、待ち伏せていたガリレオコネクションの兵達に、マカローネ共々包囲されるが、ポヨンが連れてきた巨大ベムの助力により危機を脱し、状況は乱戦へ。
そんな中、一人、拘束ベルトをされたままだったマカローネ署長は、未だ棺桶の中。
そこへ、傷を負ったガスコンが迫る。
せめてマカローネを殺しておこうと考えたのだ。
マカローネ「一寸待ってくれ。内ポケットにな、良い物が入っておるんじゃ」
そう言われ、素直にマカローネの内ポケットをまさぐり、財布をゲットするガスコン。
マカローネ「ワシの貯金がなぁ、500万ボールはある。それを全部やるから助けてくれんかな?」
説得虚しく、ガスコン、財布は手にした上で、マカローネにとどめを刺そうとするが、間一髪、ポヨンとキッド達にマカローネは救われる。
マカローネ署長無事救出……ではあるが、ブライスターやブライガーを見られるわけにはいかないので、そのまま棺桶の蓋を閉じてしまうキッド達。
ガリレオコネクションの戦闘部隊がステーションに迫る。
ブライシンクロンマキシム!
キッド「ソニックビーム!」
キッド「ブライ・ブーメラン!」
キッド「パワーハンドカッター!」
キッド「ブライソード!」
次々にブライガーの技が決まり、ガリレオコネクションの戦闘部隊は壊滅。
積み荷も無事なまま、タンカーも回収され、事件はすべて解決するのであった。
いやマジで、どうしてしまったんだ? 今回。
クライマックスにおいて、武器名、技名をいちいち叫ぶ、という、70年代スーパーロボットアニメの如き演出が出現。
ブライガーのみならず、J9シリーズ全編を通じて、極めてこの演出は珍しい。
この、武器名、技名を叫ぶ演出は、当時、アニメファンの間では「幼稚なガキ向け演出の典型例」みたいな感じで語られていた感があり、それを行わないリアルロボ系はカッコイイ、という文脈だったのだが……。
70年代のノリで、いちいち技名を叫んでいた「六神合体ゴッドマーズ」などがちゃんとアニメファンにウケていたことを考えると、口で言う程、この演出を、アニメファンも嫌ってはいなかったようである。