ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
(続き)
今回の依頼人は、アステロイド警察庁長官ハンク。
その依頼内容は、地球連邦政府中央情報局長官:セルゲイ・ワインベルグの始末。
ワインベルグは、地球連邦政府中央情報局長官でありながら、地球の地下組織=オメガ、ヌビア、ボルガ、レッドドラゴンという4大コネクションを操り、富と権力を築き上げた影のボスと言われている男である。
決して人前には姿を現さないと言われているワインベルグだが、ハンクは、彼が4大コネクションの代表者たちと秘密会談をする時間と場所の情報を掴んだのだという。
しかし、その警備は厳重で、並のプロではこの仕事はこなせない……。
逡巡の末、今回の依頼を受けることとしたアイザック。
そんな彼の様子を見ていたお町は
お町「もしかしてワインベルグって、お知り合い?」
アイザック「いや、なぜだ?」
お町「ちょっとね。女のカンって奴」
おお、なんか、前回の意趣返し(?)って感じです。
ただ、前回がお町を中心に、アイザックもかなりおいしい役であったのですが、今回はお町はメインではありません。
この後メインになってくるのは……
ワインベルグとコネクション代表者たちとの会談場所への案内役は、ハンクの秘書=アナスタシア。
いかにも秘書然としていた装いから一転、J9を案内することとなった際の姿は……
ボウィー「あら、やだ、嘘ぉ! ホントにさっきの人!?」
アナスタシア「必要に応じてコンバットにもなるわ。そちらの彼と五分に渡り合えるかもね」
キッド「ほおお、そういう冗談はあんまり好かねぇな」
先程のキッドの動きを観た上でなおこの自信。
しかもまんざら冗談でもないらしい。
アナスタシアを加え、5人はブライスターで地球へと向かった。
そう、この後メインになってくるのは、今回のゲストキャラ=ハンクの秘書のアナスタシアです。
J9と互角の実力を持つ女コンバット、という事で、かなり目立つゲストキャラです。
地球へ向かうその道中、アイザックは昔の事を思い出していた。
それはまだ彼が、10歳の頃だった。
地球連邦政府・北ヨーロッパ第一事務次官を務めていた父=イワン・ゴドノフがスパイ容疑で逮捕、連行された。
アイザックの目の前で。
しかし、当のイワンには全く身に覚えはなく、明らかにこれは謀略だった。
そんなことは、父の親友である、ワインベルグも分かっていた。
分かっていてなお……イワンを捕らえに来た男こそ、ワインベルグその人であったのだ。
ワインベルグ「仕方がない、仕事なんだ」
ワインベルグはアイザックの将来の保証に責任を持つ、と援助を申し出たが、母ソーニャはそれを拒絶。
親友であったワインベルグと、ゴドノフ家の良き関係は、この時、断たれた。
それから1年後、父イワンは獄中で自殺し、この世を去った……。
明かされたアイザックの過去!
なるほどアイザックがアウトローを集め、「影のポリス」を設立するわけです。
悪への憎しみと同時に、権力者への不信も、決定的にこの時、焼き付いてしまったのです。
(続く)