ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
前回がハードなタッチだったので、今回は軽めのエピソード。
この軽さと重さの両立が番組の大きな魅力……ではあるのだが、実は、軽さ、に関しては、キャラのセリフ、掛け合いに寄るところが大きく、エピソード自体が陽性の回って、案外少なかったりする。
VIKAVIKA通りで開催されている、新型宇宙船の展示会。
そこでお目当ての新型宇宙ヨットを見つけ、大はしゃぎのボウィー。
まだ展示会が開かれたばかりなので買い手はついていないが、昼になれば、招待状を受け取った大金持ちが客としてやってきて、今日中には売れてしまうだろう。
が、購入するには、金が足りない!
おまけに、クレジットはきかず、キャッシュでの支払いでないと受け付けられないという。
一応、手付金3000ボールで、夕方までは押さえてもらえることになったが……。
作中ではヨット、と言っているのですが、普通に乗用車を思わせるデザインの宇宙船です。
なぜヨット?
夕方までに、なんとしてでも現金を作らなければならない!
アイザックに、報酬の前渡しを頼み込もうとするボウィーだが。
ボウィー「メイ!」
メイ「あら、おはよう、ボウィー」
ボウィー「アイザック知らないか?」
メイ「今朝方早くからお出かけよ」
ボウィー「どこへ?」
メイ「さあ、どこかしら?」
ボウィー「いつ帰る?」
メイ「さあ、いつかしら?」
まるで要領を得ないメイの受け答えに、すっかりくさってしまうボウィー。
いやぁ~、この時のメイちゃん、ボウィーの方に一瞥をくれることすらしない。
女の子にこんな冷たい態度をとられたらね、
そりゃくさりもしますよ。
と、そこへポンチョからの通信が。
飛びつくボウィー。
ボウィー「おい、ポンチョ、仕事か?」
ポンチョから依頼内容を聞きだすボウィー。
ポンチョ「ある男を、金星の終身犯用宇宙監獄エルバトラス刑務所から、助け出して欲しいんでゲス、と」
ボウィー「監獄破りか……」
ポンチョ「なんでもねぇ、無実の罪で、囚われているとかいう、太陽系独立運動の青年行動隊のリーダーらしいんで」
ボウィー「ゲリラのリーダーってわけ?」
その名は、チェ・ビボラ。
ボウィーもメイも、その人物のことはニュースで知っていた。
それ程の有名人であり、かつ、人気者である。
さらにポンチョが語るには、すでに預かっている400万ボールに加え、成功すれば追加報酬で600万ボールが支払われるという。
合計1000万ボール!?
これまでJ9が受けてきた仕事の中でも、まさに桁が一つ違う、大仕事だ。
ボウィーは仕事を勝手に引き受けてしまい、ポンチョから、ビボラが囚われている監房などのデータを受け取る。
メイ「いいのぉ?」
アイザックの許可どころか、他のメンバー誰にも相談しないで話を進めていることに、疑問を投げかけるメイだが、 報酬額に目がくらんでいるボウィーには馬耳東風。
何とボウィー、皆を待たず、一人ブライサンダーで飛び出していってしまった。
メイ「大変! ボウィ―は一人で金星の監獄破りをやるつもりだわ!?」
この一連のシーン、ボウィーが普段被っている帽子が、芝居の小道具として使われ、いい味を出しています。
この帽子をかぶっている姿のメイなんかも観られます。
結構かわいいです。
(続く)