【送料無料】銀河旋風ブライガー Vol.1 【Blu-ray】
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先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
夜空の星が輝く陰で
悪(ワル)の笑いがこだまする
星から星に泣く人の
涙背負って宇宙の始末
銀河旋風ブライガー
お呼びとあらば即参上
そういう流行に沿って作られるなら、やはり
第1話で悪役をしっかり描き、
彼等が如何に悪逆非道であるかを描写してこそ、
とも思うが、この番組は違った。
従来のロボットアニメをはるかにしのぐ「ノリの軽さ」を視聴者に示した。
そしてこの番組はもう一つの当時のアニメファンの流行=「従来的な(子供番組然とした)イメージの否定」をやってのけた。
従来のロボットアニメをはるかにしのぐ「ノリの軽さ」を視聴者に示した。
そしてこの番組はもう一つの当時のアニメファンの流行=「従来的な(子供番組然とした)イメージの否定」をやってのけた。
こちらはニアリー・イコールなんかじゃない。
ハッキリと、「イコール」だったと断言したい。
当時のアニメファンの間では、「従来的な(子供番組然とした)イメージの否定」を行う作品は、「良い作品」と評するのが流行っていた。
なので、「あれ、子供向けじゃないよ」と、子供向け番組に言うのは、「誉め言葉」であった。
閑話休題
ヒーローとは、基本優しい。
例え悪人でも、そう簡単には殺さない。
しかしJ9は、その辺り、躊躇しない。
それをハッキリ見せたのがこの第1話であった。
例え悪人でも、そう簡単には殺さない。
しかしJ9は、その辺り、躊躇しない。
それをハッキリ見せたのがこの第1話であった。
企画設定書ではJ9メンバーの事を、こう書いている
「正義のためとはいわないぜ
ムカつく野郎をうちのめし
おまけにゼニが入ればもうけもの」
徹底したクールガイとクールギャルがわがもの顔で暴れまくる。
第1話というのは、「この番組は、こういう作品ですよ」という、プレゼンである。
だから、第1話で示された要素は、視聴者にとって、基本の情報となる。
ブライガーは
・従来の子供向け番組のヒーロー像(いわゆる「清く正しい正義の味方」)とは異なる「無法者」に近い奴等が
・洒落た会話を交えつつ
・許せぬ悪をなぎ倒す、痛快無比のSFアクション
というイメージを、第1話で、視聴者に印象付けた。
これが大成功。
今でも、そういう番組だ、という印象を持っている人も多いのでは?
番組をちゃんと観た人でさえ。
無論、スタッフの狙い通りであろう。
で、ブライガー、実際はどうだったかというと、
「痛快無比」なエピソードはあまり見られず、
多くの回は、「ちょっと切なさ漂う」哀愁エピソードなのだ。
にもかかわらず、(上述の通り)番組を観た人でさえ「痛快無比のSFアクション」という印象を基本イメージとして持っている。
第1話の功績大と断言してよかろう。
ちょっと凄くないですか?
・(アニメファン好みの)「悲劇」イメージ
・(従来の子供向けとは異なり新鮮味のある)「無法者的ヒーロー」イメージ
という、作品の実像に加え、しっかり
・「痛快無比のSFアクション」
というイメージをも 持つ作品になったのですから。