ゲッターロボ號 VOL.4
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ゲッター大ピンチの展開が続きます。
今回から、吉井レミと並んで番組後半のキーキャラクターとなる、ナルキスが登場する。
不思議な空間に迷い込んだ
このところ、アラスカ方面に展開した国連平和軍の部隊が、謎の通信を残し、次々と行方不明になっているという。
しかし、G鋼石の反応が見られないため、メタルビーストの仕業である可能性は低い。
新たなバミューダトライアングル……いや、アラスカトライアングルとでも呼ぶべきであろうか。
ゲッターに調査依頼が届いた。
大苦戦の後だ。出撃命令をためらう橘博士であったが。
號「博士、バミューダトライアングルだか、バミューダパンツか知りませんけど、そんなもん怖かないですよ」
何でここでパンツ??? 三角と言ったら、號にとってはパンツなのか?
そんな奴じゃないと思っていたのに……
この事態に困惑していたのは、ランドウ軍も同様であった。
ランドウ「なんと言う事だ……。近頃のアラスカ地区における素晴らしい戦績を褒めあげてやろうと思っていたが、お前達の仕業ではないと申すのか」
ヤシャ(弟)「申し訳ありません」
ヤシャ(兄)「私共もこの事態を一刻も早く把握するため、アラスカ地区に偵察隊を送り込みましたが」
ラセツ「その正体、まったくの謎です」
と、そこへ、突然の侵入者が現れる。
扉をぶち破り、部屋に現れたのは、大柄な女性。
そして、彼女が体の前に備え付けた椅子に腰を下ろした、怪しくも美しい、小柄な少年。
二人をつまみ出そうとしたラセツとヤシャだが、次の瞬間、地上とも宇宙ともいえぬ、不思議な空間に迷い込んでしまう。
そして、ヤシャに襲い来る、メタルビーストを思わせる謎の敵。
ヤシャ(弟)「構うもんか! 叩き潰すまでだぁ~!」
殴りかかるヤシャ男爵であったが、次の瞬間、彼は剣を振るうラセツ伯爵と相打ちになっていた。
ラセツ「なに?」
少年「プロフェッサー・ランドウ。地球の未来を託すことのできる優秀な指導者は、貴方をおいて他には無い。しかし残念なことに、部下に恵まれていない」
ヤシャ(兄)(弟)「なにい!」
ランドウ「待てぃ!」
いきり立つヤシャを制するランドウ。この二人の能力に、興味を持ったのだ。
少年「私が、貴方の右腕になりましょう」
そう言うと、少年は不敵な笑みを浮かべるのであった。
(続く)