併録・夜の詩 | なななし名無しのひとりごと

なななし名無しのひとりごと

迷ったり、ぼんやりしたり、笑ったり。

 再開一発目ですが、瑠奈からもらった詩の中に、ぼくが以前作ったものと同じく「夜」を主題にしたものがあったので、ここに一緒に載せることにしました


居場所         ー瑠奈 作ー



 私は夜が好きだった 

 夜だけは世界が私と同じになるから

 夜だけ私は楽になれた

 夜が私の居場所だった


 時を経て夜にガス灯が点いた

 夜も明るいままになった

 夜になっても僕は楽になれなかった

 僕の居場所は無くなった


 ガス灯が電灯になってLEDになっても

 僕は居場所を探し続けた

 もちろん居場所は見つからなかった

 僕は独り夜空だけを眺め続けた



朝を恨む  ー七無し 作ー


 ああ日が沈む 夜が来る

 月のかがやく 夜が来る

 星のまたたく 夜が来る

 人みな眠る 夜が来る

 疲れをいやす 夜が来る


 ああ日が昇る 朝が来る

 日差しの照りつく 朝が来る

 雲の流れる 朝が来る

 鳥の鳴き交う 朝が来る

 苦しみ始まる 朝が来る



 いっそ朝なぞ来ないなら

 いっそ眠りの覚めぬなら

 僕は星々の仲間になって

 空の広さを称賛しながら

 いつまでもまどろんでいられるのに

 ああ容赦なく 朝は来る


 そう嘆いている僕を見て

 まいにち朝寝て夜起きる


 見えない僕のともだちが不意に

 おかわいそうにとつぶやいた