メールシュトローム
竜巻がおきている オレの心のなかに
すべてをとりこみ すべてを飲み込み
竜巻がどんどん大きくなる
台風になったそれの目をのぞきこんだとき
なぜかそこには彼女がいた
許してくれ ぼくは君に、いやみんなに
恥ずべきことを強要したいと思った
そして実際にできると思った
刀を持つならオレは秋水で
シシソンソンと謳いたい
なのにオレの手にあるのは
まだ三段鬼鉄
オレらの和道はどこにある
それをみつけだすために オレは
ナタで自分自身をたたき割った
そうして みつけたんだ 一文字の
底を流れる文字の川
ぼくはそこでその川の主(ヌシ)にあった
正しいとはなんですか
ぼくは何度も主に問いかけた
でも主はなにもこたえてくれなかった
ただじっとぼくをみつめていたよ
そのうち息がつづかなくなって
ぼくは浮かんでゆかなければならなかった
そんな時でさえ主は大口開けて
世界でも飲み込むかのように
あくびをしていたよ
.......
静寂(しじま)
なにもしないで座っていると
自分の鼓動がやけに大きい
全身が耳になった気分
いろんな音をひろってしまう
けれどもそれはいつもあるもの
ぼくが気づいていなかっただけで
鳥のデュエット 虫のコーラス
雨のセッション 風のソロ
すべての音がなだれ込む
ひとつの巨大なハーモニー
オヤジのいびきもまじるけど
なんの違いがあるものか
すべてはいつもは聞こえない音
今だけしか聞けない音楽
名づけるならば 素晴らしい静寂(しじま)
..........
↑昨年度二学期末の期末テスト勉強中に
つくりました
狼の 二匹つどいて 狐狸(コリ)と化す