平成27年 名古屋場所 六日目
今日は日本テレビで「時をかける少女」が放送されていたそうですね。
しかし、NHKの4時台では・・・。
ストーリー: 東京の墨田区・時津風部屋に所属する力士・時天空慶晃は、ある日タンスの角で足の指をぶつけたことをきっかけに、すそ払いが右脚でも左脚でもできる様になってしまう。
最初は戸惑いつつも、四つに組めない相手や形勢を逆転したいときにと奔放に自分の能力を使う慶晃。そんなある日、突き押し得意の琴勇樹に追い込まれ、あわやこれまで窮地に立たされるが・・・。
出演: 時天空慶晃、琴勇樹かずとし
監督: 北の湖敏満
製作: 「足を掛ける力士」制作委員会
配給: 大相撲相撲協会
北の湖敏満が初めてメガホンを握った、監督初作品。
銀幕のスター・時天空慶晃と若手個性派の琴勇樹かずとしが熱演する、青春SFファンタジー。
【待った】
時天空「さて、相撲でもすっか。」
琴勇樹「あ!」
時天空「ん?」
琴勇樹「ちょっと失礼します。」
時天空「イヤ。」
たぶん時天空はついて来てくれても、トイレから出るといなくなっているタイプです。
生まれてくるときと、トイレと、死ぬときは、人間一人。
連れ●ョンは小学生まで。
琴勇樹「俵のところに・・・」
琴勇樹「セミの・・・」
琴勇樹「サナギが・・・。」
時天空「!!」
果たして、セミの運命は???
琴勇樹「・・・。」
時天空「・・・。」
琴勇樹・時天空「よかった・・・無事だ!」
素晴らしいこの一言に尽きます。
何かと言えば「すご技」だ「すご技」だと。
番宣甚だしい放送運びと、舞の海さんのでしゃばりすぎる解説に、消音モードで観戦しようかとしていたまさにそのとき!
あのまさかの体勢からのすそ払い!!!
そしてあの研ぎ澄まされたバランス感覚!!!
持っている男だからこそできる、あのタイミングでのあの勝ち方。
恐れ入り屋の鬼子母神。
NHK名古屋放送局よ、時天空に改めて礼を言った方がいいぞ。
時天空のあの正真正銘のすご技があったからこそ、許された番組最後のあの番宣。
明日さっそく、時津風部屋の名古屋場所宿舎にお礼の品を持って行きなさい。
お礼の品は何がいいかって?
そりゃもちろん。
時天空「よっし!自分自身に問いかけてみよう。」
時天空「よっし!わかった!」
そう、上等な肉と酒でも届けて、中盤戦以降の体力の糧にしてもらいましょう。
それにしても時天空のすそ払いへのこだわり、探求心は半端じゃないですね。
決まっても「あのすそ払いはだめです!」
勝っても自分へのダメ出しをする、足技の職人魂。
同じ力士でも舞の海さんにはそのこだわりは理解不能。
そりゃね、舞の海さんは「技のデパート」ですから。
デパートは所詮、アレもありますコレもありますの百貨店。
33個の技を決めても、一つにかける一流の職人の気持ちはわかるまい。
舞の海がデパートならば、時天空は足技だけに特化して、こだわりぬいた足技のセレクトショップ。
そう。
セレクトショップ・アシクセアシワザ。
3勝3敗と星を五分に戻した時天空、明日は・・・。
赤塚不二夫マンガの登場人物のような英乃海。
きっと足に警戒してくるので、組んでがっちり掴まえよう!