ジャン･オハーンさんご逝去96歳 ジャワ島スマラン事件のオランダ被害女性

ジャンさんとしていますが、オランダ語読みは「ヤン」さんではなかったか･･･。
時事通信ニュースを、なんとamebaニュースで掲げていました。
ジャワ島で占領中の大日本帝国軍が、収容所から若い女性をピックアップし、読めもしない日本語の慰安婦契約書にサインさせて、軍慰安所にて売春を強要された35名の女性の中のお一人です。

ジャン・オハーンさん（元オランダ人慰安婦）

　南オーストラリア州政府などによると、１９日に家族に見守られ、豪南部アデレードで死去した。９６歳。
　第２次大戦中に当時のオランダ領東インド（現インドネシア）を占領した旧日本軍に捕まり、慰安婦にされた。戦後に豪州に移住。朝鮮戦争でレイプ被害に遭った女性が裁判に訴える姿をテレビで見たことをきっかけに、１９９２年に自らの体験を公表し、９４年に回想録を出版した。２００７年には慰安婦問題に関する米下院の公聴会で証言し、日本政府に謝罪を求める非難決議の採択につながった。
　南オーストラリア州のチャップマン副首相は声明で「オハーンさんの話を決して忘れてはいけない」と強調した。　【時事通信社】

ヤンさんは、強制売春により下半身に傷をおっており、慰安所で1回の流産、その後も結婚されてから3回の流産を繰り返され、苦しい人生を送られた方です。幸いにして3回の流産後に手術を受けられ、その後お二人のお子さんに恵まれたらしいです。良かったと思います。

参考のため、当方ブログに上げていました話題を下にご案内いたします。
現代日本社会では著名ジャーナリストによるレイプ事件や若い女性に薬物を飲ませて朦朧とさせて売春させる等の事件が幾つか続いています。
まずは、ヤンさんの魂が救われ、安らかな眠りに付かれることを祈ります。
当時、21歳になったばかりの女性です。
ヤン･ラフ･オハーンさん達が受けたこんな性奴隷化は、二度とあってはいけないと思います。
amebaご利用の多くの若い世代の方に知って頂きたいと存じます

●ジャワ島スマラン事件関係の当ブログ話題

▲八紘一宇の名の下に(新)11. ジャワ島スマラン事件 性奴隷･被害者の証言 2018年6月14日
日本国法務省に記録（平成11年度/4B-23-4956）が保存されています。須磨明さんという方が、それを筆耕されたものをここに収録しています。直接に「ヤンさんの証言」をお読み下さい。
1944年2月23日に皇軍の日本人が収容キャンプにやってきたところから始まります。
ヤン･ラフ･オハーンさんは、1923年1月生まれ。当時は21歳です。

また、ヤンさんは、2008年8月にメルボルン大学ロースクールにて証言講演されていました。下がその記録動画（ごく一部）です。

▲八紘一宇の名の下に(新)11-2. ジャワ島スマラン事件 岡田陸軍少佐死刑 2018年6月15日

スマラン事件の直接的実行犯の陸軍少佐に対する起訴訴状、判決書の和訳したものです。
こちらも、お読み下さると有り難いです。