「き」の予測変換で「稀勢の里」が出てくる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、昨年あまりアップできなかったので、「去年のこと」シリーズをやっていきたいと思います。
昨夏、お盆休みを利用して、私と池本は、味噌・漬物の知識をさらに深めるべく、東南アジアはタイ王国に行ってまいりました。
前回、マレーシアに研修旅行に行った際(夏の思い出http://ameblo.jp/gunjimiso/entry-11141732433.html )、一切味噌文化に触れられなかったばかりか、ジャングルでヒルに襲われたり、靴底が剥がれたり、救出されたボートにボったくられたりと、散々な目に遭ってまいりました。
今回はその屈辱を胸に、タイ~カンボジアまで、味噌と漬物との出会いを求め旅をしてまいりました。
タイ料理は今や、日本にも多くタイ料理店が軒を連ねているように、世界中で親しまれております。
タイを旅行した日本人の多くが、「料理が口にあう」とおっしゃいますし、魚の内臓を発酵させて作る「ナンプラー」は日本の「しょっつる」とほぼ同じです。
ーもしかしたらタイでも味噌や漬物に出会えるかも知れないー
我々の旅情を駆り立てるもの、それは味噌や漬物に他ならないのです。
タイ滞在2日目にして、奇跡の出会いは突然にやってまいりました。
ちょっと飲み物でも買おうかと立ち寄ったコンビニエンス・ストアにて、
池本「夏川さん!ありました!」
夏川「ゲェェーーーーーーッ こここ・こいつはっ!」
↑黄色い文字にご注目ください。なんと「MISO STORM」(和訳「味噌嵐」)
日本独自の食材であります「味噌」は、英訳でもそもまま「MISO」と表記されます。
タイにも味噌汁が、しかも瓶入りの飲料として、コンビニエンス・ストアの健康飲料コーナーに鎮座ましましておりました。
我々の嗅覚に間違いはなかった、タイにも、形こそ違えど、味噌汁文化が根付いていたのです。
感動した我々は、迷わず購入し、さっそく飲んでみました。
ゴクゴクゴクリ
よく見ると、「Mー150」というシロモノで、味は「オロナミンC」と同じでした。
瓶入りの冷えた味噌汁がタイに売っているワケがないのです。
「世界に味噌を求めて紀行」は、今回も失敗に終わりました。
次回は南米あたりに行ってみたいと思います。
南米になら、きっとあります。
本日 夏川でした。