[東京都・調布市] 鬼太郎茶屋でビビビ | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~
諸君、ご壮健かな。


私がやってきたのは。


鬼太郎茶屋。

紅葉が綺麗な深大寺の門前に構える、このユーモラスな建物。調布市は故・水木しげる先生が住んでいたので、至るところに鬼太郎がたくさん。


ラグビー鬼太郎。

今思えば、ラグビーワールドカップが最後の熱狂だったな。新型コロナウイルスは、人と人の距離まで広げてしまった。

ここの2階で催されているのが。


ビビビのねずみ男展。

あの汚ならしい男が、スターダムにのしあがる世界。キモカワイイ!というやつなのか?



ねずみ男の登場シーン。



憎々しいが。



どこか憎めない。

鬼太郎も嫌だ嫌だいいながら、結局一緒にいる。やっぱ好きなんだ、ああきっとそうなんだ。


口臭袋!

汚くて臭いのではなく、まさかの放臭機能!生まれついての不潔な男!


人の役に立つ機能をひとつも持っていない・・・。

なんて、哀しい・・・と思いながら人ってそんなものかもしれない、とも思った。だからこそ、役に立とうと努力するのかも、と。


水木先生は戦争で左手を失った。

戦場でもっと残酷な状態になった戦友たちを思い、妖怪を書き上げたという。だからこそ、妖怪たちは力強く生きていく、生きれなかった人たちの分まで。


ねずみ男は今日も力強く。

心に刺さる言葉を放つ。


そう、まっすぐに。

こんな時代だからこそ。水木先生のように、気負わず怠けていけばいい。


ワッハッハ。

深大寺の蕎麦屋の石像に、今日も癒される。