諸君、ご壮健かな。
さついにやって来た。首都圏からすぐ行ける、楽園の島。
初島。
ここは鎌倉時代、源実朝が風光明媚だと嘆息したと言われる島。与謝野晶子が作品を書いた島ともいわれ、最近はリゾート島として愛されている。
このパラダイスに足を踏み入れ、心はサイド7に踏み込んだジーンのごとく沸き立っている。
ズラリと並んだ料理店。
活きのいい魚がたくさん。
それはそうだ、目の前は海。覗き込むと、小魚が游いでいるのが見える港。
うぅむ。
自然っていいものだな!
そして一晩の宿へ。
しかし。
看板があるものの......。
なかなか着かない。
我らはジャブローを目指すホワイトベースクルーのように、荒野をひたすら進む。
海風に吹かれ。
山道を越えた頃に見えた受付。
嗚呼、私は帰ってきた、初島の海に!
↑初めてなのにアナベル・ガトー風に言ってみる
ここはテレビもない。ネット環境もよくない。しかし、それがいい。
このブルーな空!
新型コロナウイルスに怯えることもない、自然に包まれた空間。戦士の休息。
沢山食べる。
伊勢海老、帆立。なんと贅沢であろう。そしてビールをぐびぐびっと。
語らう。
こうして心身ともに燃料を注入、明日への鋭気を養うのだ。