【ストーリー】
かつてレーサーとして活躍し、今は気鋭のカー・デザイナーとしての日々を送るキャロル・シェルビーのもとに、アメリカ最大の自動車メーカー、フォード・モーター社からオファーが届く。それは、ル・マン24時間耐久レースで絶対王者に君臨していたイタリアのフェラーリ社に勝てる車を造ってほしいという、不可能とも思える内容だった。さっそくシェルビーは凄腕のイギリス人ドライバーのケン・マイルズを口説き、2人でレーシングカー、フォードGT40の改良とテストを重ねていくが…。(Amazon HPより)
今回せっかくドルビーアトモスに対応したので、これを生かしたソフトが欲しいなーと思っていました。
調べてみると「フォード vs フェラーリ」がおすすめされており、以前より気になっていたこともあり4KUHD購入してみました。
この作品は2019年にアメリカ、2020年に日本で公開された映画です。
上映時間が約2時間半とちょっと長めですが、後半のレースのシーンは圧巻で、結構あっという間でした。
本作品は第92回アカデミー賞で、音響編集賞と、編集賞を受賞、作品賞にはノミネートされました。
なんといってもメインのレーサーであるケン・マイルズを演じたクリスチャン・ベールの好演が光ります。
マット・デイモンも抑えめの演技でよいのですが、がぜんクリスチャン・ベールが素晴らしいです。
レース主体の映画ですが、人間ドラマもみどころで、マイルズの息子、チャーリーを演じたノア・ジュープの演技もよかったですね。
もちろんレースシーンは圧巻で、カメラワークも素晴らしく、エンジン音などアトモスの臨場感を存分に楽しめました。
画質音質素晴らしく、リファレンスとしても使用できるソフトと思います。
夜のレースでしかも雨のシーンについては、明るいリビングでテレビで見てると映像が潰れてしまいそうですが、この辺りはプロジェクターで見ると細部まで確認できて、没入感が半端なく、こんな状況で猛スピードで走っているのが見ていて怖いくらいです。
とても良い作品でした。
ただし、アメリカ万歳、フォード万歳的な造りには若干なっていて、正々堂々でもないのかなといった感じもありますので、気にならないわけでもないです・・・。
まあ、エンターテイメントなので良しとします。
【個人評価】 ☆☆☆☆☆(5つ)