【ストーリー】

エスコバル撃砕のため団結するライバル組織に、パブロの反撃は常軌を逸し始め、政府特捜隊は悪戦苦闘する。だが、パブロの時代は終焉を迎えつつあった…。

 

さて、ナルコスのシーズン2です。

このシーズンで、パブロ・エスコバルは最期を迎えるわけですが、孤独な終わり方で、史実に基づいてのストーリー展開だと、ちょっとドラマチックにはならないのねと思いました。

ハリウッド大作なら一人でも無双で戦えたりしますが、そんなことはなく、すこし寂しい感じすらします。

麻薬カルテルの栄枯盛衰がよく表れていて、結局新たにカリ・カルテルが台頭してくるという結果でこのシーズン2は幕を閉じます。

 

Netflixあるあるとして、シーズン1だけでとか途中かなという打ち切り方となるドラマもありますが、今作のようにシーズンが続いていくドラマは予算が増えるんでしょうね。シーズンを追うごとにカットが豪華になって、お金かけてるなー、なんてシーンがそこかしこに見られるようになります。

ナルコスのシーズン2でも、エスコバルの回想ではありますが、従兄弟のグスタボと自動車レースを行うシーンなんかは好きでしたね。ドローンでの撮影でしょうか。上空から真下を見るようなカットで馬の群れから自動車に視線を移していくという、なんともきれいなシーンでした。

 

史実をもとにしたドラマなので、終わり方の寂しさは感じますが、途中の展開などは、「事実は小説より・・」というのがぴったりな感じでした。

今でも中南米の麻薬問題などはもちろんありますが、すごい時代があったもんだと思います。

 

DEA捜査官のスティーブとハビエルのバディ物としてもよかったですが、やはりパブロの存在感で引っ張っていくドラマであったと思います。

 

【個人評価】 ☆☆☆☆★(最後がちょっと寂しくて-1かなと・・)