もう日本語版での公式動画がないのね・・

【ストーリー】

地味で冴えない高校の化学教師が末期の肺ガンと宣告される。家族のためにお金を残したいという思いついたのは、麻薬を精製し売りさばくことだった。

 

さて、ついに「ブレイキング・バッド」観ました。

なんだかんだとシーズン1~5までと、相当ボリュームあったので少し腰が引けていました・・。

2008年から2013年に制作されていましたので、ちょっと前の作品となりますが、様々な賞を総なめにしており、いつかは観ないと‥と思っていてようやく実現しました。

とは言え、ちょいちょい観て1-2か月かかりましたけどねガーン

この作品では、ウォルター・ホワイトを演じた主演のブライアン・クランストンがエミー賞で主演男優賞を4度連続で受賞、ジェシー・ピンクマンを演じたアーロン・ポールは同じくエミー賞で助演男優賞を3度受賞。クランストンは第17回ゴールデングローブ賞で主演男優賞を受賞しています。

作品自体も2013年と2014年のエミー賞作品賞を受賞と、そうそうたる受賞歴ですびっくり

 

今作を鑑賞する前に、同様の麻薬カルテルに巻き込まれていくドラマとして「オザークへようこそ」を観てました。

映像、音楽のスタイリッシュさはさすがに最近の作品なので、オザークの方がいいのですが、ブレイキング・バッドは泥臭いのがいいんでしょうかね。また登場人物への感情移入もこちらの方がぐっとつかまれる感じがあります。

 

特に主役のウォルター・ホワイト演じるブライアン・クランストンと、そのパートナーのジェシー・ピンクマンを演じたアーロン・ポールの演技は本当に感心しました。素晴らしいです。

一見善人に見える化学教師のウォルターが根っこのところで悪人で、一見悪人に見えるジェシーが、実はピュアで良心を持ち続けていたという、この対比につきますね。

この二人できちっと最後までドラマを描いていき、あまりブレなかったところがよかったのかなと。

 

脇役もかなりの個性派で、やっぱり見た目や表面的な部分と奥底にある本質が異なるという2面性を感じる人物が多かったですね。

脇役で好きだったのはマイク・エルマントラウト、演技がすごいなと感心したのはヘクター・サラマンカを演じたマーク・マーゴリスでしょうか。マーク・マーゴリスの演技は主演2人に迫るくらい良かったのでは・・。

 

ウォルターがどんどん悪くなっていく(本性出てくる?)、のに対して、ジェシーは軽率なところはあるんだけれども悪になり切れないピュアさがあって、視聴者の抱く希望はジェシーにかかっていたのかな、なんて思いますね。結構考察のサイトもあって、これらをちょいちょい観てみるのも面白いかもしれません。結構ウォルターを応援する人多いのね、完全に破滅型の人かなと思うけど・・。

話としては長いんですが、決して中だるみすることなく、それどころかシーズンを追うごとに徐々にギアを挙げていくところが脚本もすごいなと。

 

うーん、満足ですニヤリ

 

【個人評価】 ☆☆☆☆☆☆  (文句なしで5つです。。)