今週からポリクリが始まりました。
「ポリクリ」といっても、一般の方にはわかりにくいかと思います。
ポリクリというのはポリクリニックの略で、ドイツ語の総合病院:Poliklinikから来ているようです。
実際の意味は、医学部学生の高学年での病院実習のことです。
群馬大学では5年生が4-5人のグループとなり、各科を1週間程度回るようになってます。
泌尿器科の実習期間も1週間です。
もともと、内科や外科と違って、泌尿器科はいわゆるマイナー外科に相当します。
医学生でも泌尿器科がどんなことをしているのか知らない人が多いので、ポリクリでよく知ってもらいたいなと思いますね。
自分は腹腔鏡手術をやってますので、学生さんには実際の手術に一緒に入ってもらったり、ミニレクチャーを行ったりしています。
今年度からミニレクチャーでドライボックスの練習を学生さんにもしてもらうことにしました。
上記のものが泌尿器科にはあります。
いわゆるドライボックスと違って、オープンタイプですが、モニターが附属していて非常に使いやすいです。
これを使ってまずは小さなわっかの移動などを体験してもらいました。
実際の手術がどんな感じか少しイメージしてもらえたのではないかと思います。
今は外科系の科を志望する人が減っているようで、一般外科はもちろん、われわれ泌尿器科も危惧しています
手術そのものは決して楽ではないですが、その分ダイナミックな治療であり、目に見えて改善するというシンプルな達成感が得られますので、是非今の学生さんにも興味を持ってもらえたらと思いますね。
それでは。。。