9月1日(木)にホテルサンダーソンにて群馬県RCC分子標的治療セミナーが開かれました。
現在分子標的薬は4剤使用可能な状況にありますが、選択肢が増えた分、臨床の現場ではやや混乱をきたしているのも実際のところです。
今回は一般基調として、
高崎総合医療センターの坂本先生による、
「ネクサバールが奏功した2例」
伊勢崎市民病院の悦永先生による、
「当院におけるsorafenib投与の治療成績の検討」
また、群馬大学松井先生による、
「RCC治療アンケート結果」
の3題発表が行われました。
また、特別講演では、横浜市立大学泌尿器科准教授の中井川先生による、
「トランスレーショナルからみた進行腎細胞癌の治療戦略」のご講演がありました。
その中でも、PET/CTを使用した腎癌の評価についてはとても興味深いものでした。
集積の高いものほど、予後も悪く、分子標的薬治療の効果判定としても有用といった内容でした。
そのまま実臨床でというわけにはいかないかもしれませんが、患者さんに対してvisualに訴える資料になりうるというのは、本当にその通りだと思います。
治療方法もどんどん変わっていき、その戦略も変化が著しい状況です。
しっかり勉強してついていきたいところですね。
うーん。今日のは泌尿器科らしくてよかった、よかった