2月12日(土)に群馬地方会が行われました。


もともと日本泌尿器科学会総会は年に一度開催される泌尿器科で一番大きな学会ですが(次回は4月に名古屋で開催)、年に数回地方会という形で小規模な臨床や研究の発表の場があります。


群馬県で行われる群馬地方会は、県内およびその近隣の泌尿器科医が参加する会で、主に群馬大学関連病院が参加しています。したがって、参加者は顔見知りのことが多くアットホームな雰囲気があります。

若手医師にとっては、大きな総会での発表の練習をする場といった意味合いがあります。


地方会も場所によって形態は様々で、以前東京で働いていた時に東京地方会に参加したことがありましたが、これはかなりたくさんの大学医局が参加しており、小規模な学会の雰囲気がありましたね。


毎回、地方会では発表内容を評価して優秀賞を授与しています。10年目以下の若手医師が対象ですが、今回は伊勢崎市民病院の藤塚雄二先生と、富岡総合病院の冨田健介先生が受賞していました。


さて、今回の特別講演ですが、東京女子医科大学先端生命医科学研究所 の 大和雅之教授による、

群馬大学泌尿器科 医会長野村昌史のブログ
「再生医療本格化のための細胞シート工学」

でした。


群馬大学泌尿器科 医会長野村昌史のブログ
TWInsという早稲田大学と共同の研究施設があり、そこで行われている最先端の再生医療工学についてお話を聞くことができました。かなりおもしろい内容でした。

ちょっと前に世間を騒がせた再生膀胱は実際はなかなか人での応用が難しいそうですが、そのほか心筋などの再生医療についてはもうすでに臨床応用されているものもあり、これから楽しみな分野です。


さて、同日行われたTULハンズオントレーニングはまた別に報告しますねと。。