お出かけ前に… | ライムとハナコと、ときどきカッパ

ライムとハナコと、ときどきカッパ

気が向いたときに、書きたいことを書きます。
本当に、テキトーに…。
家族の日記代わりなので、しょうもない内容とクオリティの低い写真につきましては、ご容赦ください。

エク旅に出る朝のこと。
2階のベランダで、洗濯物を干していたら…。

庭から聞こえてきたのは、怒るハナコ大先生となだめるカッパさんの声。

このところ、抜け毛魔神のライムとハナコ。
カッパさんがハナコをとっ捕まえてブラッシング中。
今夜から一緒に車中泊するのに、毛まみれはありがたくないしね…。

後頭部から背中にかけて、ブラシかけてもらうと、ハナコ大先生うっとり…


『あ~!
あずましい(津軽言葉で「気持ちいい」の意)なぁ…」
いつにもまして、変顔のハナコ大先生。


なのに…

突然、お怒りモードに突入して…

そのまま逃走を試みるも、空振りに終わり…

再びブラシでゴシゴシ…
その様子を、物陰からこっそりうかがっているのは…

野性児ライムちゃん。
ブラシもキライだし、お風呂はもっと苦手なライムちゃん。
逃げ足だけは速いから、こんな時は有利だね。

捕まっちゃったハナコ大先生は…というと
気持ちいいのは、表情からもわかるんだけど…

そろそろ、気持ちいいのと苛立ちが、ハナコ大先生の中で綱引きを始めてる…

久々にでた!
ハナコの絶叫
「ウンギャ~!
アブブブブブ~」

咆哮するハナコ大先生をまったく無視して、カッパさんのブラッシング攻撃は続き…

やっと解放されたハナコ大先生。
後に残されたのは、ハナコがもう1匹できるんじゃないか…ってくらいの抜け毛。

憤然と歩み去るハナコ大先生の背中を、庭木にまぎれて見送る茶色い影が…


『まだ、今出ていくと、パパしゃんに捕まっちゃうな…』

お出かけするには、ブラッシングは避けて通れないのだよ、ライムちゃん。
どんなに往生際が悪くても、今日という今日は、しっかりブラシかけちゃうからね。




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