だいぶ前のコトになってしまいましたが、5月28日に開催された「八ツ場ダム完成感謝の集い」と「八ツ場ダムフェスタ」で、八ツ場ダム初のクレストゲート放流が行われました。
クレストゲートとは、ダム堤体の最上部に付いている放流ゲートで、日本名は非常用洪水吐きと言います。
つまり、普段、洪水調整などはジェットホローバルブやコンジットゲート(常用洪水吐き)からの放流で行います。
で、もうどうにもならなくて「このままだとダムがあふれてしまう…」ってなった時に使うのがクレストゲートです。
つまり、普通に水位がコントロールできてさえいれば、クレストゲートから放流するコトはまずありません。
もちろん、いざって時にゲートが動かなかったりすると困るので、開け閉めの点検は定期的にやってますが、満水の時に点検をしない限り、ゲートを開けても水は流れ出しません。
つまり、意図的に放流させなければ、クレストゲート放流はあり得ないのです。
しかし、最近は、ダム周辺地域の観光振興のために、クレストゲート放流を観光イベントとして行うダムも増えています。
そんな中、八ツ場ダムが完成後2年あまり経って、初めてクレストゲート放流を行いました。
その模様をYou Tubeに投稿しましたのでご覧下さい。