コレクティブ 国家の嘘 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

フィクションのようなノンフィクション

コレクティブ 国家の嘘

(2019年/ルーマニア・ルクセンブルク・ドイツ/109分)

 

監督:アレクサンダー・ナナウ

 

 

【しょうかい】
2015年10月、ブカレストのクラブ「コレクティブ」でライブ中に火災が発生し、死者27名、負傷者180名を出す大惨事となった。さらに、命を取り留めたはずの入院患者が複数の病院で次々と死亡、最終的に死者数は64名にまで膨れ上がった。調査に乗り出したスポーツ紙の編集長は、事件の背後に製薬会社と病院経営者、政府関係者の巨大な癒着が隠されていたことを突き止める。ジャーナリストたちは命の危機を感じながらも、真相を暴くため進み続ける。一方、報道を目にした市民の怒りは頂点に達し、内閣はついに辞職。正義感あふれる新大臣は、腐敗まみれのシステムを変えるべく奮闘するが……。(映画.comさんより)
 

 

【かんそう】

 

2022年劇場鑑賞3本目の作品ですが、なんか暗め重めが続いてますな。

え…これ、ほんまにドキュメンタリー?!てくらいすごい話がバンバン出てきましたね。


前回、感想を書かせてもらった『ダークウォーターズ』のデュポン社と同じで「人の命なんやと思ってんねーん」でした。

 

元々は命に別状のない程度の火傷だったのに…無気力

 

ただでさえ、クラブの火事で死者が27人という大惨事だったのに、そこに製薬会社が病院に納める消毒液が薄められ、院内感染が起きていたという…無気力


人の命と関係なく病院と製薬会社と政府は私利私欲に走っていましたね。

 

日本もひょっとしてあるかも?!と勘ぐってしまいましたが。



そして、癒着が明るみになってきた時の製薬会社の社長の謎の死、なんてほんとフィクションみたいだでした。

また、どれだけ腐っててもやっぱり今までの与党が勝ち、若者は政治に無関心、というあたりも日本に似てるなぁと思いました。

 

汚職があって、正直者がバカを見る、というのは世界共通なのでしょうか。

 

あの若い正義感のある若者も大臣になったものの…でしたね。

それにしてもルーマニアに「国家腐敗防止局」なんてものがあるのにはびっくりしましたねー。


そういえば、いつかのEUフィルムデーズに『近くの他人』というコレクティブの火事の翌朝、地下鉄のトラブルに巻き込まれた人々を描いた作品があったのを思い出しましたわ。

 

 

 

観てないけれど…ぶー

 

 

 

 

うりぼう4つ:いのしし いのしし いのしし いのしし

 

2022.1鑑賞

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ありがとうございました病院