努力していない人の慰めはいらない
花椒の味
(2019年/香港/118分)
監督:ヘイワード・マック
【ストーリー】
疎遠になっていた父が倒れたとの報せを受けたユーシューは会社から病院へ駆けつけるが、父は既に息を引き取っていた。ユーシューは父の携帯電話から、自分の名前に似た知らない名前を見つける。葬儀の日、台北からボーイッシュなビリヤード選手の次女ルージー、重慶から髪をオレンジ色に染めたネットショップオーナーの三女ルーグオが現れ、3人の異母姉妹は初めて顔を合わせる。ユーシューは父が経営していた火鍋店を継ぐことを決意するが、常連客の望む麻辣鍋のスープを作ることができず、客足が遠のいてしまう。ルージーとルーグオも加わり、3姉妹はなんとか父秘伝の味を再現しようと奮闘するが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
観ている間はそうでもなかったのですが、クライマックスからラストにかけて泣き始め、そして、エンドロールでも泣いていて…客電点いてもまーだ泣いてましたわ。
最初は父の葬儀で会った異母妹たちと、そんな、すぐに仲良くなれるぅ?!と思っていたけれど、意外と違和感なく見進められました。
きっと、彼女たちのそれぞれの家族、彼女たちが前に進むまで、というのがメインの物語だったからかな。
彼女たちが香港、大陸、台湾に散らばっている、というのもうまい設定だなーと思いましたし、3人の名前が
長女∶樹
次女∶枝
三女∶果
というのも良かったですよねー。
父の愛を感じました。
悪い見方をすれば
名前はてきとー
ですが、3人を見ている限りではそんなことないかな
彼女たち3人共を応援したくなる温かい物語でした
くうこのおまけ
・三女のおばあさんが本人に変わって婚活(子どもの見合相手を探してくる)をするのは、これ、最近の中国事情で、うまく取り入れてましたねー
・アンディ・ラウが運転するシーンが何度もありましたが、アンディ…よそ見の時間長すぎ!!!絶対事故るー!!!
多分、前の撮影車が彼らの車を引っ張ってたからだとは思うけど!
でも、アンディ・ラウとサミー・チェンのツーショットが見れたのは嬉しかったな。
リッチー・レンもなんかええ感じの役でしたねー!!
・元婚約者(アンディ・ラウ)がユーシュー(サミー・チェン)に
「君は ”したい” と ”してもいい” にこだわるけれど大事なのは ”一緒に” ということじゃないのか」
というシーンがあるのですが、私も「したい」と「してもいい」にこだわります。
相手や、状況にもよりますが、「してもいい」って言われると「仕方なく」感が感じられてモヤってしまうこともあるんですよね。心が狭い私…
うりぼう4つ:
2021.11鑑賞
ありがとうございました