ゆうことだけは立派やな!!
浮草
(1959年/日本/119分)
監督:小津安二郎
【ストーリー】
旅回りの駒十郎(中村)の一座は夏の港町にとどまっていた。駒十郎はかつて懇ろだった飯屋のおかみ・お芳(杉村)との間にできた清(川口)を気に掛けて、この地で定期的に公演を行っていたのだ。駒十郎と連れ添っているすみ子(京)は駒十郎とお芳、清の関係に疑いを抱き、一座の若い娘・加代(若尾)に清を誘惑するように仕向ける。すみ子のもくろみはいったん成功したものの、加代と清は激しく互いを求めるようになり、これを知った駒十郎は激怒し、隠し通していた自分と清の親子関係を暴露してしまう。揚げ句、実の息子に拒絶された駒十郎は、再びすみ子と旅に出る。(シネマトゥデイさんの「小津安二郎名画館」より)
【かんそう】
「京マチ子映画祭」、そして「名女優・京マチ子追悼上映」、この2つの特集に入っていたのに、結局観ることができなかったのでNetflixにて鑑賞。
とても有名な作品ですが初鑑賞です!
おもしろかったですねぇ。
今度はぜひ劇場で観たいなぁと思いました。
フッと入る風景が情緒あっていいなぁと思っていたらカメラは宮川一夫さんで、唯一の小津安二郎監督作品だそうです。
映像的にも物語的にもやはりあの雨の中でのケンカシーンは強烈な印象を残してくれますね。
ざざぶりの雨のせいなのかお互い相手のところにまでどうしても行けない。
どうしても近づけない心の距離…という感じがしました。
若尾文子さんもかわいかったですね
川口浩さんとのキスシーンでの手の回し方がなかなか…
駒十郎のキャラと関西弁は強いし、ストーリーも清々しいわけではないんだけど、でも、全体的にどこか品が感じられました。
うりぼう5つ:
※画像はお借りいたしました。
2021.4鑑賞
ありがとうございました