大地
愛しの故郷
『愛しの母国』の感想を書いたときに、『愛しの故郷』の感想はもう少し後で…と書きましたが、やっぱりセットで書かせていただきます
『愛しの母国』はチェン・カイコーが総合監督を務めていたかと思いますがこちらはチャン・イーモウが製作総指揮です。
…何がどう違うのかはよくわかんないんだけど。
また、『愛しの母国』は国の歴史的エピソードで作られたオムニバスでしたが、こちらは東西南北中と、地域を舞台にした完全フィクションの物語。
私には『愛しの母国』は中国の時間軸という「縦」の物語で
『愛しの故郷』は中国の大地「横」の物語、というイメージですねー
続・Hello北京
監督:ニン・ハオ
はい。大好きなグォ・ヨウが愛しの母国に続いて同じタクシーの運転手に扮しています。
無理ありありな場面も、強引に押し通すあたりも、とにかくくだらなすぎて笑ってしまいましたわー
ロボットのペッパー君の活躍がちょこーっと見れるので将来資料映像として使われるかもしれません。←勝手に思ってる
空からUFOが!
監督:チェン・スーチェン
みんな大好きホァン・ボーが主演です。
南部貴州省のある田舎町でUFOが出現するというので、あるTV番組のクルーがやってきますが…
これも、んなアホな…なモノが登場して笑いましたわー
最後の授業
監督:シュー・ジェン
こちらはコメディというよりしんみり…舞台は東部千鳥湖村。
アルツハイマーになってしまった昔の先生にもう一度故郷で授業をしてもらおうと、元教え子たちの大奮闘を描いています。
その先生は教育支援の一環で村にやってきた、とあったのですが、おそらく年代的に「希望工程」と呼ばれていたプロジェクトかな?
故郷への旅
監督:ダン・チャオ、ユー・バイメイ
こちらの舞台は西部の砂漠の街。
そこで育ったある女性は今ではカリスマインフルエンサー!!
そんな彼女が故郷へ帰ることになりますが、道中で同郷だという男性と出会います。
調子のええ成功体験を語るその男性に不信感しかない女性でしたが……
マーリャンの魔法の筆
監督:ポン・ダーモ、イェン・フェイ
画家として東北部の村に芸術振興のために出向を命じられたマーリャンだが妻はロシアに留学するべきだと譲らない。
結局、ロシアに留学…
…したことにして東北部の村に出向するのですが、しょーっちゅう妻から連絡が来るので「今ロシアですよ」感を出すのがたーいへん!!
そんなことほんまに奥さんに通じるの?!って思うのですが村人総出で協力する姿がおかしかったですわー
みんな必死!
主演はシェン・トン。
中国を代表するコメディアンですね
奥さん役はマー・リーが演じていますが、彼女もいいコメディエンヌですよねぇ
最後はじんわりほんわかしました。
これらの5つの物語に共通するのは「嘘」
それも「優しい嘘」でしたね。
どのお話もユーモア多めの物語でした。
笑いの部分は流石に大笑い…とまではいきませんでしたが、どれも最後はニコッとできる物語でした。
うりぼう4つ:
おそらくこれが2022年最後の記事になるかなぁ、と思います。
今年も訪問いただきました皆さまには感謝感謝です
ありがとうございました!
皆さまどうぞ良いお年をお迎えくださいませ
2021.5鑑賞
ありがとうございました