かほり…
パリの調香師 しあわせの香りを探して
(2019年/フランス/101分)
監督:グレゴリー・マーニュ
【ストーリー】
挫折した天才調香師が人生崖っぷちな運転手との交流を通して再生していく姿を、ディオールの撮影協力&エルメスの専属調香師監修のもと描いたヒューマンドラマ。世界中のトップメゾンの香水を手がけてきた天才調香師アンヌ。しかし4年前、仕事へのプレッシャーと忙しさから嗅覚障害になり、地位も名声も失ってしまう。嗅覚が戻った現在は、なじみのエージェントから紹介される地味な仕事だけを引き受け、パリの高級アパルトマンでひっそりと暮らしていた。そんな彼女に運転手として雇われたのは、離婚して娘の親権を奪われそうな上に仕事も失いかけていたギヨーム。彼はわがままなアンヌに振り回されながらも正面から向き合い、彼女の心を少しずつ開いていく。ギヨームと一緒に仕事をこなすうちに、新しい香水を作りたいと再起への思いを強くするアンヌだったが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
もともとヨーロッパ映画はアジア映画に比べて優先順位低いのですが、こちらは邦題でまったく魅かれなかったのですよー。
ポスターに書かれてあるキャッチコピー
「人生を豊かにする調合は一つじゃない」
は、いいなぁと思ったのですが…。
でも、2人の映画のお師匠さんに「よかったよー」とオススメされて「え!そうなんですか?!」と慌てて上映している劇場を探して観に行きました!!!
見逃さなくてよかったー!!!お師匠さん!ありがとうございまーす
ディオールの撮影協力、エルメスの専属調香師監修!!という豪華なふれ込みですが、映画自体は華やかでもなく、どちらかというと地味でしたね。
でも、ただ地味、というだけではありませんでした。
とても洗練されているアンヌと、相棒?のギヨームとの凸凹コンビ具合や、2人がぶつかり合いながらも距離が縮まっていく様子がとても良かったです。
気難しいアンヌではありましたが、ちゃんとギヨームの才能を認めていくところが、さすが一流の仕事人!でしたね。
そして、「ギヨームすごいな!」と思ったのが匂いを言葉で的確に表現するところ。
食レポなんかもそうだと思うけど、目に見えない五感や感覚を言葉で表現して伝えるって難しいと思います。
仕事以外の場面では、ギヨームと娘ちゃんのやり取りも好きだったなー
だからラストの学校でのシーンは本当にほんわかしました。
娘ちゃんも嬉しそうでしたね
くうこのおまけ
・レモン+シナモン=コーラ
・ギヨームが最初に頼んでいた弁護士があまりにもポンコツで笑ってしまいました!
うりぼう4つ:
※画像はお借りいたしました。
2021.3鑑賞
ありがとうございました