【京マチ子映画祭・2019】② | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

先日感想を書かせていただいた【京マチ子映画祭】の続きですー

 

結構なネタバレで書いています!

 

『赤線の灯は消えず』

(1958年/日本/90分)

 

監督:田中重雄

 

こちらの作品でも浪花千栄子さんがやっぱり最高でしたねぇ~

 

京マチ子さん演じる信子はまっとうに働こうと思っていても赤線出身というだけでどこに行っても邪険に扱われてしまいます。

絶対に赤線には戻らへん!という決死の覚悟で働きに出るんだけどねぇ。

 

信子だけではなくみんなうまくいかなかったね。

 

そんな中でも希望の星だったのが野添ひとみさん演じるひでちゃん!

 

つかみ合いのケンカすごかったわ~

 

最後は信子もひでちゃんも明るい未来に進んでいったと信じたいです。

 

 

 

『女の勲章』

(1961年/日本/110分)

 

監督:吉村公三郎

 

原作は山崎豊子さんで女同士のドロドロの闘いがまたおもしろかったー

 

脚本は新藤兼人氏です。

 

京マチ子さん、若尾文子さん、叶順子さん、中村玉緒さん・・・そこに田宮二郎さん!!!

 

この田宮二郎殿がまぁゲスい男でしてねぇ。

 

早口の関西弁でまくし立てて女性全員食いものにしていたけれど、結局一番貧乏くじ引いたのはどこかお嬢様気質が残っていた式子(京マチ子)だったように思います。

 

お嬢様気質なところにつけこまれたかなー

 

他の3人は利用されているようで逆に利用しているようなところもあったりで言うたらwinwinやったのにね。

 

 

ラストは悲しかったなー

 

ファッションもゴージャスで見ていて楽しかったし、中村玉緒さんがキュートやったわー

 

 

 

 

『偽れる盛装』

(1951年/日本103分)

 

監督:吉村公三郎

 

こちらも脚本は新藤兼人氏。

 

特に観ようとは思っていなかったのですが吉村&新藤コンビ作品だし観てみようか、と『女の勲章』と連続上映だったのでそのまま鑑賞。

 

いやー

 

面白かったですねー!

 

母のお人よしさを嫌いながらも母と同じ芸者をしている君蝶(京マチ子)。

 

妹にだけはまっとうに生きてもらいたいと願っているが妹の恋人の母が彼女たちの結婚に反対。

 

君蝶とその母のバトル!!!

 

そして君蝶と男たち!!!

 

お金のない男にもぐずぐず言う男にも容赦なくピッシー!という君蝶はかっこいい!

 

でも刺されそうになって逃げるシーンにはヒヤヒヤしましたわー

 

外では姐御肌で一匹狼芸者の君蝶は本当は妹思いの優しいお姉ちゃん。

 

ラストもよかったです。

 

外の世界に妹を送り出す君蝶と母の姿にしんみり…でした。

 

君蝶の着物がどれもモダンでおしゃれで京マチ子さんに似合っていたなー

 

 

今回鑑賞した作品すべておもしろくて大満足!でした。

 

中国が舞台の『流転の王妃』を見逃したのが残念でしたが次回機会があればぜひ観たいです!

 

こちらはいただいたポストカードニコニコ
 『赤線地帯』から「八頭身や!」でおなじみの(?)ミッキーですねー。ステキ💕

 

2019.4鑑賞

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ありがとうございましたチューリップ赤チューリップ黄チューリップピンク