ひとくず | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

カネマサーーー!

ひとくず

(2019年/日本/117分)

 

監督:上西雄大

 

 

【ストーリー】

母親の恋人から虐待を受け、母親からは育児放棄されている少女・鞠。ガスも電気も止められた家に置き去りにされた彼女のもとに、ある日、さまざまな犯罪を繰り返してきた男・金田が空き巣に入る。幼いころに自身も虐待を受けていた金田は、鞠の姿にかつての自分を重ね、自分なりの方法で彼女を助けようと、鞠を虐待していた母親の恋人を殺してしまう。一方、鞠の母親である凜も、実は幼いころに虐待を受けて育ち、そのせいで子どもとの接し方がわからずにいた。金田と凜と鞠の3人は、不器用ながらも共に暮らし始め、やがて本物の家族のようになっていくが……。(映画.comさんより)

 

 

【かんそう】

 

友人からオススメされて鑑賞。

 

前半は虐待シーンに「うぅわ…テレビのニュースでよくあるやつやなぁ」と思いましたがそれだけのお話ではありませんでした。

 

自身も虐待を受けて育った金田(カネマサ)は空き巣という「あかんやろ!」な方法で生計を立てていましたが、ある日、空き巣に入った家にお腹をすかした女の子が一人ポツンと…

 

女の子は鞠という名前で母親が男と出ていったきり、何日も帰ってこない。

 

しかも鍵をガッチガチにかけられていたので外に逃げ出すこともできず。

 

 

そこから、カネマサと鞠の物語が始まるのですが、カネマサが まぁ〜粗暴でしてねぇ。

 

こんな人と関わりたくないわ、って思うんだけど、鞠には昔の自分と重ねているのか超優しい。

 

 

ちょっと昭和テイストで、ツッコミどころも多く、雑な感じで話は進みますが、赦しと希望はちゃんと感じたかな。

 

舞台挨拶がある上映回を観に行きましたが、監督はかなり取材をされていて、これは「赦しと再生の物語」とお話されていました。それは先ほども書きましたが、しっかり伝わってきましたねぇ。

 

虐待は負の連鎖だなぁ、と思いますがこの作品を観ていてもそう感じました。

 

でも、笑えるシーンなんかもあって、ただただ辛くて乱暴なカネマサを観ているだけの作品ではありませんでしたわ。

 

あと、子役さんお二人が素晴らしかったです!

 

 

 

この頃、大阪ではロングラン上映されていてほぼ毎回舞台挨拶があり、完売の日続出!!すごっ!

 

『ひとくず』のおかわりを

 

おいくず

 

と言うそうですニコニコ

 

 

 

クラッカーくうこのおまけクラッカー

 

かねまさと鞠、その母親と3人で焼肉を食べに行くシーンがあるのですが、そのそばで食べている別の家族に笑ってしまいました~!

子どもが「神戸牛」を頼もうとすると絶対阻止する父親!!

画像では後ろのブルーのニットを来ている男性の家族だったかな??

 

でも、この焼肉のシーン、カネマサの不器用な優しさが見えるいいシーンでしたほんわか

 

 

うりぼう4つ:いのしし いのしし いのしし いのしし

 

2020.12鑑賞

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ありがとうございました黄色い花