私は一体…
オフィシャル・シークレット
(2019年/イギリス・アメリカ/112分)
監督:ギャビン・フッド
【ストーリー】
2003年、イギリスの諜報機関GCHQで働くキャサリン・ガンは、アメリカの諜報機関NSAから驚きのメールを受け取る。イラクを攻撃するための違法な工作活動を要請するその内容に強い憤りを感じた彼女は、マスコミへのリークを決意。2週間後、オブザーバー紙の記者マーティン・ブライトにより、メールの内容が記事化される。キャサリンは自分がリークしたことを名乗り出るが、告発も空しくイラク侵攻は開始され、彼女は起訴されてしまう。キャサリンを救うため、人権派弁護士ベン・エマーソンらが立ち上がるが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
おもしろかったです!
『バイス』『記者たち 衝撃と畏怖の真実』もイラク戦争についての映画でしたが、それらはアメリカ側のお話で、こちらはイギリスでのイラク戦争がらみのお話でしたので続けて感想をアップさせていただきます。
告発した後の主人公キャサリンのビクビク感がすごくわかりましたわー。
後悔とか罪悪感とかいろんな感情も入り混じりますもんね。
しかも相手は国家だし。怖いわなぁ。
とはいえ、私には告発する勇気すらないやろうけど。
キャサリンの告発…一瞬、軽率か?とも思いましたが、彼女が言った
私は政府に仕えているのではなく、国民に仕えているのです
この気持ちが彼女の根底にあるからこそ、の告発だったんだろうなぁ、と納得でした。
それにすごい勇気いりますよね、やっぱり。
戦争は始まってしまいましたが、一石を投じることにはなったと思います。
あと、『肯定と否定』でも思ったけれどイギリスの弁護士チームってなんかスマートでかっこええですな。すごく信頼できます!感満載。
たとえこんなかつらを被っていても!
ラストは半年も待たせときながら、裁判の幕引きがあっけなくて「え?」と思っていたら…
うぅわ…最悪やな……な裏事情でした。
もう一つ私が「うぅわ…」と思ったところが
勝手に校正しちゃいました事件
あれは「やってもぉたぁ!!」な方も「やられてもぉたぁ!!」な方も呆然チーン!よなぁ、とお気の毒でした。
うりぼう4つ:
※画像はお借りいたしました。
2020.10鑑賞
ありがとうございました