＃ハンド全力

本当の目的は？

#ハンド全力

（2020年/日本/108分）

監督：松居大悟

【ストーリー】

夢中になれるものもなく、無気力な毎日を送っていた熊本在住の高校生・清田マサオ。ある日、マサオは震災で離ればなれになってしまった親友のタイチと仮設住宅前でハンドボールをしていた写真をSNSにアップする。すると、マサオの投稿に続々と熱いコメントがつけられていく。それに気をよくしたマサオが「＃ハンド全力」とハッシュタグをつけて投稿すると、全国からさらに大きな反響が寄せられるようになる。マサオと幼なじみの岡本はSNSをさらに盛り上げることだけが目的で、廃部寸前の男子ハンドボール部部長・島田と部の再建に向け奔走するが……。（映画.comさんより）

【かんそう】

ずいぶん前にハンドボール大会のボランティアをさせていただいたことがあり、その時に仲良くなった実業団の方が熊本の方だったのでとても懐かしくなりました。

『アイスと雨音』の松居監督作品だけあってしっかり青春物語で、きらめきの中にも刺さる瞬間があったり。

まず物語の切り口がとっても今どき！

今だからこそ、の物語でした。

マサオ(加藤清史郎くん)も最初は「いいね」の数やフォロワー数に執着し、何をするにもSNS目的。

テレビの取材が来たり、学校でもチヤホヤされて、それはそれで楽しいんだけど…。

でも、中学時代の友人の活躍、気になる存在、七尾(芋生悠ちゃん)のハンドにかける想いを知るにつれ、「これでいいんだよな」と思っていたマサオも、本当は…本当の自分の気持ちは……？これでいいんだっけ？と疑問に思い始めます。

自分の気持ちとの葛藤が始まり悩むマサオ。

くー！青春ー！！

そんな時、マサオの誤操作によりアップしたらあかんやろ、的な裏事情動画がアップされてしまい大炎上！！

マサオたちピーンチ！！