二階堂家物語 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

家か・・・家族の幸せか・・・自分の幸せか・・・

二階堂家物語

(2018年/日本・香港/106分)


監督:アイダ・パナハンデ


【ストーリー】

奈良県天理市。二階堂辰也(加藤雅也)は父から継いだ種苗会社を経営し、娘の由子(石橋静河)、母のハル(白川和子)と暮らしている。町の名士として一目置かれている存在だが、息子の逝去と妻との離婚で二階堂の家名を継ぐ者がいないことに頭を悩ませていた。ハルから辰也のことを昔から好きな美紀(伊勢佳世)との再婚を強く勧められるが、以前から惹(ひ)かれている秘書の沙羅(陽月華)の存在が頭から離れない。しかし沙羅からは、子供を産めない体なので結婚できないと告げられる。(シネマトゥデイさんより)




【かんそう】


Narativeつながりでこちらの感想も書かせていただきます。

 

ネタバレしています!


こちらは、なら国際映画祭2016のコンペ部門で最優秀ゴールデンSHIKA賞を受賞したアイダ・パナハンデ監督のNarativeプロジェクトの作品です。


舞台は奈良県天理市です。

 


イランの監督がこの日本を舞台にして家の跡取り問題を描いたのがまずおもしろいなぁ、と思いました。


イランにもそういうことはあるのかしら??


日本も跡取り問題ってずいぶん少なくなったとは思いますが、まだまだありそうな感じですねぇ。


いや、あるな。身近にそういうことありましたわ・・・




この祖母のハルがまぁ強敵でしてねぇ。


彼女には子どもの幸せ、という考えはないんじゃないだろうか、と思えるほどでした。




ハルにとって辰也が跡取りを作れないのであれば、望みは辰也の娘・由子!


彼女に婿養子をとってもらい、跡取りを生む!これっきゃない!!



と思うわけですが・・・由子には付き合っている人がいて実はその人は外国人。


ガッカリするハルと辰也。




外国の方だったらダメなのかなぁ??


伝統重視の保守派だからやはり無理??




結局、辰也は自分が何とかするから由子には幸せになってもらいたいと思うのだが、由子は父には好きでもない人とは結婚してほしくない、と言う。



跡取り問題で殺伐とした家族関係のように見えたけれど、お互いのこと想いあってるんだなぁ、と思いました。




いやぁ~。そこまでして跡継ぎは必要なんかぁ。


名家ともいわれるお家柄やったら当然のことなんかなぁ。


伝統重視の保守派だし…←と、勝手に思っていますが。



辰也の母・ハルが辰也と美紀という女性との再婚を強く望むのですが、どうやら辰也と美紀は昔からお互いを知ってるっぽい・・・でも、彼女・・・一体何歳設定なんだろう??


ちょっと「?」でした。




そしてそしてさぁさぁどうなる二階堂家?!と迎えたラストですが・・・



私は「その道選んだかぁ!!!」と心の中で叫んでしまいましたが、これはもう辰也でしか決められないことですもんねぇ。


ちょっとイランバージョンも観てみたいな、と思いました。


うりぼう4つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊

2019.4鑑賞

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ありがとうございましたカメ