変わらないことの尊さ
日日是好日
(2018年/日本/100分)
監督:大森立嗣
【ストーリー】
「本当にやりたいこと」を見つけられず大学生活を送っていた20歳の典子は、タダモノではないと噂の「武田のおばさん」が茶道教室の先生であることを聞かされる。母からお茶を習うことを勧められた典子は気のない返事をしていたが、お茶を習うことに乗り気になったいとこの美智子に誘われるがまま、流されるように茶道教室に通い出す。見たことも聞いたこともない「決まりごと」だらけのお茶の世界に触れた典子は、それから20数年にわたり武田先生の下に通うこととなり、就職、失恋、大切な人の死などを経験し、お茶や人生における大事なことに気がついていく。(映画.comさんより)
【かんそう】
思っていたよりずっとよかったです。←失礼…
樹木希林さんの最後の作品、ということをよく聞いていたのでそれだけで、なんか胸焼け状態でしたが、大森立嗣監督作品だしなーと思い、急に観に行く気になって劇場へ。
静かに喝を入れられた感じがしましたわ。
季節は毎年同じようにめぐってくるけれど、毎日の日々は同じものではないですよね。
そんな中でも同じことができて、同じことを迎えることができるというのは本当に幸せな事なんだなぁ、と年齢を重ね、数年前(私にとっては)大きな病気をしたので、今、余計にそう思います。
二十四節気も今はとても気になります。
私は「立春」以降の春を感じさせるものが好きかな。「雨水」とか「啓蟄」とか…
また映画を観ていて和菓子のすばらしさを改めて実感しました。
季節をうまく取り入れてますよねー
あと、典子の不器用さにとても親近感を抱いたのですが、そんな典子を温かく見守る家族がよかったですねぇ。
お父さんもとても素敵な方でお父さんも何かあれば「ごはん食べよう」って言ってくれるし…
典子の家の食卓も良かったわー。
いつも明るくて、仲のいいご家族なんだろうなーというのがよくわかりました。(典子の小さい頃だけどフェリーニの『道』も観に行ってたしね)
うりぼう4つ:
2019.1鑑賞
ありがとうございました