僕は必要とされていないの？
（2017年/ロシア・フランス・ベルギー・ドイツ/127分）
監督：アンドレイ・ズギャビンツェフ
【ストーリー】
大企業に勤めているボリスと美容院を営むイニヤの夫婦には、12歳の一人息子アレクセイがいるが、どちらにも新しいパートナーができて離婚協議中だった。離婚後の生活にアレクセイを必要としない二人は、ある夜激しい口論の末に息子を押しつけ合う。翌日、学校に行ったアレクセイの行方がわからなくなり……。(シネマトゥデイさんより）
【かんそう】
こちらが福井に観に行った作品です。
とりあえず監督さんのお名前が覚えられないわ・・・なんですが・・・
いやぁ～
マジでラブがレスしてました。
イニヤ夫婦の仲が冷え切っていて、それぞれに新しいパートナーがいるのは、仕方がないのかもしれませんが、あんなにもお互いいがみ合い、アレクセイに対する愛情がなさすぎると、新しいパートナーへの愛情も本当？と疑ってしまいますわ。
ジェーニャが新しいパートナーに延々と旦那と子どもを愛せない、という話をしていたけれど、そのパートナーはそれを聞いて引いたりしないのかしら。
ジェーニャの母親も結局「・・・
」な人だったし。
そしてこの夫婦と対照的なのがボランティアの捜索隊。
この夫婦が警察に見切りをつけて捜索をお願いするのですが、ボランティアとは思えないほどの統率の取れた団体でびっくり！
みなさん慣れた様子でテキパキと捜索を行っていきます。
彼らの捜索の様子が意外と長く映し出されます。
彼らの熱心な様子が映し出されるほど、この夫婦のアレクセイへの愛情のなさがより一層浮き彫りになってくるようでした。
この夫婦に本当の幸せなんて訪れないのはわかっているけれど（それはもう、ラストシーンの表情が物語ってますが）、でも、万が一にも幸せになってほしくないわ・・・と思ってしまいました。
くうこのおまけ
・冒頭とラストに使われている音楽が不安をあおるわー
・ボリスの会社の社員食堂の食事が豪華！おいしそうだったわ～『心と体と』に出てきた社員食堂の食事とはえらい違いでした！
うりぼう4つ：
2018.7鑑賞
ありがとうございました