【The sunset of ”シュヴァンクマイエルの最高のコメディ”】+眞部学さんのトーク
『悦楽共犯者』
(1996年/チェコ・イギリス・スイス/83分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
アニメではありませんがこちらも上映してくださったので劇場へ!
公開当時に劇場で観てかなり衝撃を受け、それからヤン・シュヴァンクマイエル監督は気になる存在に!
今ではとても好きな映画監督です。
たぶんこの頃から私はヘンテコ映画が好き!だったと思います。
この作品をまた劇場で観ることができてうれしかったなぁ。
やっぱり強烈でおもしろかったー!!!
誰しも他人には理解できないような、また、他人には言えないような自分だけの「悦楽」があると思うのですが、この作品の登場人物たちにも全員自分だけの楽しみがあります。
「わっかるー!」と思いながら観ていました。
私は会社のパソコンのキーボードのキーとキーの隙間にたまっている綿ぼこりをシャーペンの芯でコイコイコイッとほじくってゴソッと取るのが快感です
たまに夢中になってコイコイしてますわー ←仕事しろ―
そしてお楽しみの眞部学さんトーク!
噂には聞いていましたが本当にシュヴァンクマイエル作品に負けず劣らず強烈なキャラなのですが、チェコアニメへの情熱も愛も半端なくて素晴らしいなぁ、と思いました。
この日はシュヴァンクマイエル話をしてくださったのですが、もう、爆笑の連続で疲れたー!
シュヴァンクマイエルってめちゃくちゃやん!ってお話聞きながら思ったのですが、その反面、ぶれない彼の姿勢に「かっこええなぁ」とも思いました。
不遇の時代を生き抜いてきた人はやっぱり強いのかな。
おもしろかったのは犬を使ったパワハラを受けた話(もちろん深刻なものではなく眞部さん流のおもしろ話です)、プラハ空港はシュヴァンクマイエルミュージアム(彼の押収品が多い)、シュヴァンクマイエルはグッズを作りたがらない…といった話かな。
あと、興行的には大コケだったらしい『ルナシー』のプレミア会見の話にも大笑いさせていただきました!
私も劇場に『ルナシー』観に行ったなぁ。
また眞部さんトークがあったら聞きに行きたいです!!
2018.8鑑賞
ありがとうございました