真っ白だけど真っ黒・・・
ウインド・リバー
(2017年/アメリカ/107分)
監督:テイラー・シェリダン
【ストーリー】
ネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、ウィンド・リバーで、女性の遺体が発見された。FBIの新人捜査官ジェーン・バナーが現地に派遣されるが、不安定な気候や慣れない雪山に捜査は難航。遺体の第一発見者である地元のベテランハンター、コリー・ランバートに協力を求め、共に事件の真相を追うが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
観終わった後にどんより・・・でしたわ。
舞台となった地域では警官が6人しかおらず(オバマ大統領の時に少し増えたとかなんとか…)また、居留地だから警官の権限がなくて…というのは映画と同じだそうなので、そう考えると、そりゃぁ、無法地帯にもなるわ!!です。
インディアン系の女性が多数行方知らずだそうですが、その数もわかっていないそうで・・・
いろいろと酷いし怖いです。
しかし、映画ではFBIの新人捜査官ジェーンを軸に事実を踏まえた緊張感はありながらも見ごたえもあり、映画的なおもしろさもあり、ただただどんよりしていただけではありませんでした。
特に聞き込み調査に行ったシーンにめちゃくちゃ緊張しましたわー!
その時のあれやこれやが「やっぱり皆さん訓練されてるんだなぁ」と妙に感心しましたが。
また、もう一人の主軸人物、ベテランハンターのコリーとの交流もよかったな。
二人の関係が徐々にやわらかいものになっていき、最後は少し希望が見えたかな?と思ったのですが。
…どんよりした気分で終わりました…。
真っ白な平原はただ見ている分にはキレイだけれど陰鬱な雰囲気や事件をより一層陰鬱にさせるなぁ、と思いました。
うりぼう4つ:
2018.8鑑賞
ありがとうございました