僕と世界の方程式 | シネマド館

シネマド館

世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

素数・・

僕と世界の方程式

(2014年/イギリス/111分)


監督:モーガン・マシューズ


【ストーリー】

他人との意思疎通は苦手だが、数学に関しては突出した才能を誇る少年ネイサン(エイサ・バターフィールド)。母ジュリー(サリー・ホーキンス)はその才能をさらに伸ばそうと、息子への個別指導を数学教師ハンフリーズ(レイフ・スポール)に頼む。やがてネイサンは、国際数学オリンピックのイギリス代表チームのメンバーに選出されるまでになった。台北での合宿に参加した彼は、そこで中国チームの少女チャン・メイ(ジョー・ヤン)と出会う。(シネマトゥデイさんより)


【かんそう】

 

最初はただ台湾が出てくるらしいよ?ということで興味を持ったのですが・・・


実際観てみると最後はとても爽やかな感動に包まれました。




自閉症のネイサンは大好きな父を亡くしてからは母にも冷たくあたりがち・・・


でも母はそんなネイサンとの距離を推し量りかねながらも常に優しくサポート。




数学の才能がずば抜けていたネイサンに母は数学の個人指導をしてもらおうと先生を探します。



そうして出会ったのがハンズフリー先生です。



そしてネイサンは数学オリンピックに出るまでに!!


台湾に合宿に行くのですが、そこでライバル中国チームの一員チャン・メイという女の子と出会います。



・・・と、先生、仲間、チャン・メイ・・・といろんな出会いと交流でネイサンは少しずつ成長していきます。



また、感情面でも豊かになってるなぁ、というのが彼を見ているとわかりました。

このあたりはエイサ君の演技がよかったからかな?




数学オリンピックの合宿だったかなぁ?

ネイサンが2進法について当てられて前に出て黒板で問題を解くシーンがあるのですが、みんなに拍手をもらった時の彼のちょっと自信を持ったような、すこーしの笑顔がとてもかわいらしかったです。



私が大号泣したのがネイサンと母との和解(?)のシーン。


もう、涙が止まりませんでしたわ。


この母親、ネイサンとの距離を少しでも縮めたいということで自分もハンズフリー先生から数学を教えてもらったりして不器用ながらも本当にいい母なんですよねぇ。



しかも演じているのは今をときめくサリー・ホーキンス。


数学の方程式も美しいとは思うけれど、方程式だけではキレイに答えの出ないもどかしい人生もまたいいものだよねぇ・・・と思いました。




クラッカーくうこのおまけクラッカー


・ネイサンの父が言った


「もしお互いが分かり合えなくても愛し合うのをやめちゃだめだ」


というセリフが印象的でした。



・素数にこだわるネイサン。ある時、チャン・メイと一緒に屋台のエビボールを食べるのですが、その時の個数が素数ではなく固まるネイサン。


するとチャン・メイがパクッと一つ食べて「これで素数でしょ?」て言ったのがかわいかった~


チャン・メイの中国語の話し方がが今どきの女の子の中国語でかわいらしかったです。



・台湾の風景も、この映画のワンシーンだからか、見方によっては数学っぽく感じて新鮮でした。



うりぼう5つ:うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 うり坊 合格


2017.2鑑賞

人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

ありがとうございましたロボット