台風家族

台風一過

台風家族

（2019年/日本/108分）

監督：市井昌秀

【ストーリー】

鈴木一鉄と妻の光子は銀行から2000万円もの大金を強奪し、行方がわからくなっていた。事件から10年たったある日、いまだに所在がわからない両親の仮想葬儀で財産分与をおこなうため、鈴木家の子どもたちが集まる。どんな仕事も長続きしない長男の小鉄は妻の美代子、娘のユズキとともに10年ぶりに実家へ訪れ、長女の麗奈、次男の京介とともに、空の棺おけを2つ並べた見せかけだけの葬儀を始める。葬儀が終わった頃にインターホンが鳴り、間に合わなかった末っ子の千尋がようやく到着したかに思われたが、ドアの外に立っていたのは千尋ではない、チャラチャラした男だった。

【かんそう】

新しい地図の三人さんが演じるクズ三部作(←私が勝手に名付けてます)の最終作品

かぐ兄(←新井浩文氏のこと。私と友人との間ではドラマ「モンテ・クリスト伯」での役名で呼んでいる)が出ているので絶対に観たかったのです！

最初、（出演者の問題で…）3週間限定の上映予定だったので急いで劇場に行ったのですが、それから延長されたり、劇場と期間変えて上映されたり、と映画としてはよかったなぁ、でしたね。

さて、映画ですが…

遺産相続のために集まった兄弟4人。

あっさり分配して終わりかと思いきやそれぞれの恨みつらみ、思惑が動いて事態は思わぬ方向に動いていきます。

コメディタッチでお話は進んでいきますが作品自体はなんか狙い過ぎなところが感じられたり、意識が現実に戻ってしまうほどのツッコミどころがあったり、で、私にはあまりハマらなかったですねぇ。

出ている役者さん皆さんよかったのですが。

ただ、相島一之さん演じる銀行員の一言に「せやんなぁ！」と納得し、藤竜也さん演じる父の姿には涙しました