ラオス 竜の奇跡
(2016年/日本・ラオス/112分)
監督:熊澤誓人。
【ストーリー】
日本とラオスの史上初となる合作映画で、1960年にラオスで起きた日本人技師の事故の実話を題材に描いたファンタジードラマ。急激な都市開発が進む2015年のラオス。家族とのすれ違いが原因で故郷を飛び出し、慣れない都会での生活を送っていた女性ノイは、ひょんなことから55年前の内戦中のラオスにタイムスリップしてしまう。ダム建設調査のためラオスへやって来た日本人青年・川井と出会った彼女は、川井や農村の住民たちと共同生活を送りはじめるが……。(映画.comさんより)
【かんそう】
日本とラオスの初合作作品ということで劇場に観に行きました。
音楽が「栗コーダーカルテット」だったから、という理由もあったかな。
音楽はこの映画の雰囲気にぴったりでよかったです。
映画はほのぼのだけで終わる、というわけではないのですがラオスの人々の優しさがスクリーンに表れていたからか終始ふんわりと温かい雰囲気がありました。
また、ラオスって日本ではしょっちゅうメディアで目にする国ではないと思うのですが、都心部はとても近代的な街並みで、郊外の風景は美しすぎるくらいの空の青と山や野の緑でいっぱいでした!!!
この風景は大きなスクリーンで見る価値あり!だと思いましたねぇ~。
あと、劇中でラオスにお祭りが多いのは、人々の心が離れないよう、つなぎとめておくため、というのがでてきて、なるほどねぇでした。
物語が進んでいく中で「ん?」「なんで?」と思う所もあったりしましたが、ラオスやラオスの人々の良さが十分ににじみ出ていた作品だったように思います。
ノイ自身も川井さんやクーン一家との出会いで変わったものね。
この作品は川井さんの事故の実話を元にしているそうですが、川井さんの捜索調査は内戦のために打ち切られたそうです。
でも、この映画のようにどこかの村で暮らして過ごしていたのであれば嬉しいんだけどなぁ・・・と思いました。
うりぼう3.5:
2017.7鑑賞
ありがとうございました