(2017年/アメリカ/116分)
監督:スティーヴン・スピルバーグ
【ストーリー】
ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在を暴く。ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン(メリル・ストリープ)と部下のベン(トム・ハンクス)らも、報道の自由を求めて立ち上がり……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
実話ベースの物語。
30年にわたって政府が国民に対して欺き続けた証拠をNYタイムズが記事に!!
もちろんすぐに差し止め。
しかし!そのネタは次にワシントン・ポスト社がつかむことにーーーーー!!!!!
でも、その時、キャサリン(メリル・ストリープ)は会社と社員を守るために奔走している最中でした。
亡き夫のあとを継いで経営者になった元専業主婦だったキャサリン。
決してバリバリのキャリアウーマンというわけではなかったキャサリン。
社内からはナメた目で見られていたキャサリン。
そんな中、ワシントン・ポストは政府ネタを手に入れるけれど・・・
キャサリンのがんばりでようやく証券取引所?に認めてもらえたのに、そんな政府ネタを載せたらキャサリンの努力は水の泡に・・・
さぁ・・・どうします?!
どうします?!
載せる?!
やめとく?!
載せる?!
やめとく?!
キャサリンの葛藤は続きます。
昔からの友人は政府側の人間。
しかしベン(トム・ハンクス)からの熱い後押しは徐々にヒートアップしていき・・・
ちょっと自信なさげだったキャサリンも物語が進むにつれてだんだん経営者の顔になっていきます。
観ているこちらも「どうするんやろぉ?載せるんやろか。やめるんやろか。」とハラハラ・・・
悩みに悩んだ末に紙面に記事を載せることを決意したキャサリン。
熱く語っていたベンも一安心。
でも、この時、ベンの奥さんが言った「彼女の決断はあんたの決断とはわけがちゃうで。ほんまにすごい決断やねんからな」というようなセリフが印象的でした。時代の「女性」「男性」を物語っているようでした。
ベンもそこで「ハァ?」ではなく「ハッ」とするのがよかったですねー
実話ベースでありながらもドラマチックでエンタメ性が高く、さすがスピルバーグ監督やなぁ、と思いました。
メリル・ストリープにトム・ハンクス。
この二人の大役者の少し抑え気味の演技も素晴らしかったです。
あと、輪転機が回っているシーンも迫力あってかっこよかったなー
うりぼう4つ:
2018.5鑑賞
ありがとうございました
ありがとうございました