聖の青春
(2016年/日本/124分)
監督:森義隆
【ストーリー】
幼少期から難病を患う村山聖は、入退院を繰り返す中で将棋と出会い、15歳で森信雄に師事する。10年後、名人になる夢をかなえるべく上京した聖(松山ケンイチ)は周囲に支えられながら将棋に全力を注ぎ、七段に昇段したころ、同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に激しいライバル心を抱く。さらに将棋に没頭する聖だったが、がんが彼の体をむしばんでおり……。(シネマトゥデイさんより)
【かんそう】
この映画が公開される前だったか、された頃だったか、けっこう、村山さんの特集などをテレビで見ました。
夫も一緒に見ていたので、映画も一緒に行くことに。
大阪が舞台だったので環状線からの風景などに「おぉ!」と内心テンション上がってしまいました。
将棋のことは何もわからないし、この村山さんがすごい人だったということも知らなかったのですが、「聖の青春」という名の通り私にとっては将棋に命をかけた青年の青春物語でした。
脚本が向井康介さんと知ってなるほどそりゃ青春だわな、でした。
村山さんは小さい頃から難病と闘い、またさらにがんに侵され・・・という中で文字通り尋常でない情熱を将棋に注ぎ、命をかけて将棋をさすのですが、将棋以外の場面では女の子とのちょっとした交流があったり、食やファッションへのこだわり(?)があったり、と、ほんと20代の若者でした!
しかし、彼が恋して恋して恋焦がれた相手は女の子でもなく誰でもなく、羽生さんではないでしょうか。
東出さん演じる羽生さんは羽生さんそのもの?!てくらいにそっくりでびっくりしましたー!!
聖が羽生さんに声をかけたくてかけたくて・・・でもかけられなくて・・・のシーンがかわいすぎて大好きです
あれは、もう恋だよね。
将棋や棋士の方たちを知っていたらまた違った角度から観ることができたのかもしれませんが、私は村山さんの存在を知ることができましたし、大好きな「青春」映画を観ることができたのでとても良かったです。
出ている役者さんたちも皆さん素晴らしかったです!
うりぼう4つ:
2016.12鑑賞
ありがとうございました