王子の小さな逃避行
アリエル王子と監視人
（２０１５年/日本・タイ/７０分）
監督：稲葉雄介
【ストーリー】
ルベール王国のアリエル王子（チャーノン・リクンスラガーン）は休暇をお忍びで過ごそうと、父の昔からの友人ヒデが総支配人を務める熊本のホテルに滞在することに。アリエルはこの休暇で自由を体験するつもりだったが、付き人のクリスに王族らしく行動するようにといさめられてしまう。考えあぐねたクリスは、ヒデにアリエルの公認のデート相手＝監視人を見つけてくるよう依頼し……。（シネマトゥデイさんより）
【かんそう】
※ネタバレしてるっす※
日本とタイの共同制作作品。
『ローマの休日』のルベール王国版って感じだったかなー
熊本でオールロケを行っていますので、熊本のいいところもいっぱい出てきました！
物語の方は、７０分がちょうどいいほのぼの小品って感じでした。
ルベール王国からやってきたアリエル王子はいつもニコニコしていて、手袋をはめています。
この理由は劇中で明らかになるのですが、そうだったんだぁ・・・と一国の王子としての重さを感じました。
いつもニコニコしているのだって王子自身の性格もあるかもしれないけれど、でも、それは小さい頃からの「王子としてのクセ」であって、そうすることが当たり前となり、心の底から笑っているのではないんだと思いました。
なので、開放的な笑顔を見せた時は私も嬉しくなりました。
この二人にがっつりラブラブな恋愛感情が生まれたようには見えませんでしたが、出会って一緒に過ごすうちにお互いに特別な想い、また自分自身への新たな想いが芽生えたのは確かで、二人にとってはたとえ仕組まれた出会いであってもいい出会いでありいい時間だったんだなぁ、とラストを観て思いました。
爽やかでかわいらしい作品でした。
くうこのおまけ
・音楽が良かったです！
・王子が日本語で言う「ありがとうございまーす」がかわいらしかったです。
・王子が「加藤清正」の事を「キオマカトーマサ」と言い間違えてかわいらしかったのですが、私にしたらそっちの方が難しいわー
・付き人がべっぴんさんやったなぁ。
・最後に出てきた忍成くんはあれだけのために熊本に来たのかな？！
うりぼう4つ：
ありがとうございました