ハローキティ和歌山号 乗車編です。
ハローキティ和歌山号は串本駅~新宮駅までの土曜日&休日のみの運転(平日は運転なし)で1日4往復(午前中2本&午後2本)でした。
空席があれば乗ってみよう、ということだったのですが、午前中の方は結構人気がありました。
一方、午後の方は余裕で空席ありありだったので午後の最終便で座席指定。
全席指定席です。
元々持っているフリー切符は乗車券として使えるので、指定料金520円を別途支払う。
ま、ガラガラだったので座席指定はあんまり意味なかったですけどねー
乗車前には南紀勝浦温泉旅館組合おもてなし隊の方から和歌山のお水と飴がもらえます♪
午前中の便ではお茶(色川茶)がもらえたようです。
(上)表
(下)裏
途中、おもてなし隊の方たちによる車内物販があり、私はほうじ茶を購入してみました。
(車内販売は4便のうち2便だけでした。しかも紀伊勝浦~串本の間のみです。)
パッケージの女性の写真が、「いつ撮影したもんやろう?!」というかなりレトロな感じでした。
観光列車なので観光名所では車内アナウンスがあり、ゆっくり走ってくれます。
おー橋杭岩ー!
行った行ったー!
晴れの日の太平洋はゆったりおおらか~
YO!YO!曼荼羅YO!!ちぇけちぇけらっちょちぇけらっちょ!
と、曼荼羅の説明をしてくれる(↑こんなふざけてません。もっとちゃんとわかりやすく説明してくれますのでご安心を)のが比丘尼さん。
熊野比丘尼はいわゆる熊野詣を勧誘するキャンペーンガールで、曼荼羅を持って全国に赴き、絵解きをしながら熊野詣へと勧誘していったそうです。(中世~近世)
以前京都で行われた曼荼羅展に行ったことがあるのですが、ほんと曼荼羅ってよくできた宗教画だなぁ、と思いました。
必要なことがすべてあの絵に描かれているんだもんねぇ。
その分情報量も半端ないですが、でも字の読めない人たちにとってはとても分かりやすい仏教の教科書だったのではないでしょうか。
そして熊野の御神木ナギの葉もいただきました。
熊野比丘尼さんたちが布教活動(勧進って言うんだったかな)で全国を回る時に、絵解きと同時に熊野のお札“熊野牛玉宝印”と、このナギの葉を売って浄財にしていたそうです。
熊野のキャンギャルでもあり、ヤクルトレディさんみたいなもんでもあるかな。(ちがう)
終点の新宮駅に到着~
前回もちょっとだけ立ち寄ったのですが、何の公園かよくわからず、「中国っぽいねー」ということで入ってすぐに出ました。
が、今回は車内の曼荼羅教室で学びましたよー
中国の徐福さんが不老不死の薬を求めてこの地にやってきてその後、帰ることなく彼は一緒にやってきた人たちと住み、大陸での文化、農耕技術などをこの地の人々に伝えた、ということです。
ここでも例のフリーペーパーのクーポンがつかえたので使ってみました。
健康茶みたいな味だったかなー
なんか「天台烏薬」というのが徐福が探し当てた熊野の山野に自生する不老不死の霊薬とされているそうですよ。
おー!車内で説明されていた曼荼羅ですねー!
前回来たときは素通りでしたけど、今回はばっちりチェック!
知っていることが増えるのは楽しいです。
そうそう。あの下の方にある船が徐福が乗っているとされる船だそうですよ。
夫婦神が祀ってあるので縁結びの神としても信仰が厚いそうです。
ここには樹齢約1000年と言われるナギの御神木があります。
以前も紹介しましたが、人形焼のような感じではありますが、味がちょっと洋菓子風で、食感もしっとりなので女性や子供さんに喜ばれるのではないでしょうか。
実際私も大好きです♪
帰りの電車の時間が迫っていたので足早に新宮駅へ・・・
最終のくろしおに乗って一路大阪へ!
2泊3日の和歌山旅。
今回もやっぱり楽しくておいしくて最初から最後まで大満足でした!!
和歌山ええところ~
今回も長々とお付き合いありがとうございました
~完~
ありがとうございました☆