2014年劇場で観た映画myベスト10 | シネマド館

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世界の映画を見ていると世界を旅しているように感じる・・・というブログではなく単なる「映画」と「おでかけ・旅行」をメインにしたブログです。とは言いながらも結構他のことも書いてます・・。

やーっと2014年総括です。

ぅ遅っ!!


でも年度末に行うことができたということでヨシ!(か?)



リバイバル作品を除き劇場上映された新作でmyベスト10を・・・

(映画祭で上映され、その後劇場公開された、という作品も含んでます)


毎年述べていますが私が勝手に好きー!印象深いー!!とぎゃーぎゃー言うてるだけの偏愛ベストランキングですので。ご了承願います。




では、私の2014年劇場鑑賞ランキングです。



第1位 そこのみにて光り輝く


ひりひりひりーっと体も心も痛くなるような映画で、かつ、ドスーン!と心に超剛速球でボールが投げ込まれたような衝撃がありました。


静かな映画なのですが、非常に迫力があり、濃厚で重厚感のあるとても印象深い映画でした。


大好きです。


先日行われたおおさかシネマフェスティバルに池脇さん、綾野さん、菅田さん、呉監督、カメラの近藤さん・・・とそこのみファミリーが勢ぞろいで参加してくださった事も嬉しかったです。

みなさん大阪に来てくれておおきに。



第2位 夢は牛のお医者さん


ほぼ泣いてました。←?


ピュアな子供たちに愛され顔の元気、強子、モグタン。

そして地域の人たちの温かさ。


また中途半端な自分にずーっとカツを入れられていたように思います。


主人公の知美さんは小さなころからの夢を叶え、獣医に。

結婚して二児の母親になった今でもなおかつ努力し続けている彼女には本当に頭が下がります。


テレビのドキュメンタリーをまとめたものですし、映画向きではないかもしれません。

ですが、私はこのドキュメンタリーに出会えて本当によかったなぁ、と思いました。


「私もがんばろー」と小さく思いましたしね・・・(なぜ「小さく」?!)




第3位 怪しい彼女


いい娯楽映画でした。

ベタですが本当に「笑って泣ける娯楽映画」だったと思います。


これは主演をシム・ウンギョンにして大成功だったのではないでしょうか。

彼女のキュートさが余すとこなくスクリーンに広がっていました。


うーん。TVドラマでもいいんじゃないのー?なストーリーではありますが、でも映画館で観ても全然遜色なかったように思います。



極端かなーな設定などもありましたが・・・

でも家族で観ても、恋人同士で観ても、友達同士でも観ても、一人で観ても楽しめる娯楽映画だと思いました。



中国でも作られたようですが(完全リメイクではないようです)そちらもぜひ観たいです。
題名は確か『重返20岁』監督:陳正道
日本公開が決まったらしいので楽しみです!


あとほんとどうでもええことですが・・・

この映画に出てくる白い雑種犬が超かわいー!のです。

犬も猫も雑種が一番好きです。





第4位 インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌


これはあれですわ。


音楽関係は全く疎いのでその辺はようわかりませんが、あるあるネタ満載なところが大好きでたまらん映画でした。


もう、小さな笑いが私のツボに入りっぱなし!!!


にゃんこさんもかわいらしかったしー



ほんと好き。この映画。





ここからは順位があってないような感じです・・・


第5位 収容病棟


あまりにも強烈で、もう一度観たいか?と言われたら「うーん・・」ですが、やっぱり王兵監督作品には魅了されてしまいます。



第6位 ほとりの朔子

深田晃司監督作品は本当にどれもこれも大好きです。


これはなーんてことない日常的な作品なのですが、流れるような会話が好きでしたし、何のインパクトもない浪人生を演じた二階堂ふみさんが却ってすてきでした。


するするするーっと流れていく日常の映画なのですが、お誕生日会のシーンは大爆笑でした。




第7位 シネマパラダイス★ピョンヤン


北朝鮮の悲惨な状況や収容所の映像などはテレビでも観る機会があると思います。


が!!これは逆にピョンヤンに住む富裕層を映したドキュメンタリーでなかなか衝撃的で面白かったです!!!




第8位 レクイエム 最後の銃弾


これもほぼほぼ泣いてましたわ。


男たちの熱い友情に胸熱でございます!!!


あー3人とも素敵でしたー!!!




第9位 ぼくを探しに


アニメのショメさんの実写作品。


じんわわわーんと心温まる作品でした。


なんかですね、結構この作品好きなんですよ。

何にこんなに魅かれるのかよくわからんのですが。


いやーよかったなぁ・・・




第10位 ライズオブシードラゴン~謎の鉄の爪


まさに映画館の大スクリーンで観て楽しむ豪快で奇想天外な映画!!


楽しかったー!!!


ハリウッドのこういう系の作品もダイナミックでおもしろいけど、アジアだって作品によるけど、なかなかいけるわよー!!


このマーク・チャオはよかったな。




以上、私の劇場鑑賞ベスト10でした。


ほぼほぼアジア映画でしたな。やっぱり。

もうしょうがないですわ。


だってアジアが好きなんですものー!!!



以下2014年の簡単な振り返り

2014年は劇場鑑賞本数は映画祭などいろいろとぜーんぶひっくるめて120本ほどかな?



1月


・名探偵ゴッド・アイ・・・笑ったしおいしそうだったー


・楽隊のうさぎ・・・小品ですが思春期を迎える少年のちょっとした成長を見ることができておもしろかったです。またクラブが吹奏楽というところも抜群!



2月

なんといっても大好きな梅田ガーデンシネマが閉館したのが悲しかったです。

独特なラインナップが大好きでした。



・ドラッグウォー毒戦・・・ジョニー・トー監督の初の大陸作品。ラストがあまりにもあっけなくて逆に印象深いです。


・光にふれる・・・待ってましたよー!一般公開!!



3月


大阪アジアン映画祭で7本ほど鑑賞しています。


・猫侍・・・真っ白なにゃんこの美しさー!にゃー!



4月


・エレニの帰郷・・・ただただ圧倒されました!!!


・アデル、ブルーは熱い色・・・女性だとか男性だとか、人を好きになるのにあんまり関係ないかもなぁ、と思いました。


・曹操暗殺 三国志外伝・・・なにげに玉木宏さんの海外初出演作品でございますわよ。おくさま。




5月


・ネクストゴール・・・こういう国があったんだ、ということにも驚いたし彼らの快進撃にも驚いた。わくわくしながら観たドキュメンタリー!


・アクト・オブ・キリング・・・ほんま怖い。エンドクレジットにも未だにその恐ろしさが続いているんだ・・というのが現れていた。



6月


4月から開催されてきたみんぱくでの台湾映画鑑賞会の最終月でした。


・GF*BF・・・3回目の鑑賞。胸がしめつけられるほどせつないけれど・・大好き。


・グランドブダペスト・ホテル・・・ウェス・アンダーソン監督も大監督になりましたなぁ。


・小さい逃亡者・・・小國英雄特集。この映画に出てくる「幸せになってほしい人が幸せになってくれる幸せ。見守る幸せ」というセリフが本当に「わかる!!」と共感しまくりでした。

日ソ共同作品ということでなかなかおもしろい作品でもありましたが。


・ある精肉店のはなし・・・これも素晴らしいドキュメンタリーで、不思議なのですが牛肉が食べたくなりました。




7月


・罪の手ざわり・・・賈樟柯監督作品にしたら観やすかったかな。ガオーッ!


・円卓 こっこ、ひと夏のイマジン・・・ちゃちいCGは残念でしたがおもしろくて好きな作品でした。芦田愛菜ちゃんも最高でしたがぽっさん役の男の子も最高でした!


・浮城・・・地味で暗めな映画なのですがとてもよかったです。


・いなべ・・・深田晃司監督のご当地発信映画。短編なのですが不思議な映画で引きつけられました。

・東京人間喜劇・・・これも深田監督作品ですが、人間の奥に秘められた怖さというのを感じましたわ。


・さらばわが愛 覇王別姫・・・何度観てもいい!



8月


初旬に開催された京都国際こども映画祭の上映作品が秀作揃いで素晴らしかったです。

子どもスタッフさんたちのがんばりも微笑ましかったです♪


マニアにはたまらんであろう千里中央セルシーシアターが閉館。うぅ。


・裸の島・・・新藤監督作品。スクリーンで観ることができてよかったです。


・なまいきチョルベンと水夫さん・・・かわいいわー。ほんとかわいかったわー



9月


カンボジアに初めて行きました!旅行記は未だ終わる気配がありません。


・テロ、ライブ・・・アイディアがすごい!


・郊遊・・・あれが作れるのはやっぱり蔡明亮監督だからだろうなぁ。もうラストの長回しなんてすごかったですもんね。




10月


今年は大阪でもスウェーデン映画祭が開催されました。


・ソニはご機嫌ななめ・・・笑ったわぁ。好きやわぁ。飲み過ぎじゃないのか?!みなさん!やっぱりホン・サンス節でした。


・柘榴坂の仇討・・・父と鑑賞。静かで淡々としていたけれど内に秘めた熱さが伝わってくるいい映画でした。常々中井貴一さんはコメディの方がええかもしれん、と思っていましたけれどこの中井さんも素晴らしかったです!!


・アイスドラゴン・・・ヒロインの女の子が二階堂ふみさんにそっくりー!


・ミリオンダラーアーム・・・意外とおもしろかったのです。これ。



11月

黒澤明映画祭が始まりました!!!

黒澤さんにも三船さんにもはまりまくった約2か月でした。


・レッド・ファミリー・・・ラストで思いっきり泣いてしまいました・・・


・FRANK・・・せつなかったわ。


・愛しのゴースト・・・ベタベタなんだけど笑ってしまいました!


・小野寺の弟 小野寺の姉・・・期待していなかったのですが泣けました。


・ショート・ターム・・・秀作!!よかったです!!


・祝宴!シェフ・・・久々の陈監督作品!ほのぼのあったかコメディーでした。



12月


・海外特派員・・・初ヒッチコック!もっと彼の作品が観たいわー!と思いました!!


・西遊記~はじまりのはじまり・・・いいですねぇ。こういう大がかりでばかばかしいの!


・ゴーン・ガール・・・心身ともにイタイですわ。


・メビウス・・・ゆみちゃん・・・




手帳を見ながらたたたたっと印象深かったものを書き上げましたが、こう見ると当たり月もあれば、観てるわりに印象深い映画はあまりないかな、な月もありましたね。



2015年もすでに3か月過ぎてますが、今年も皆さんと共にたくさん素晴らしい映画に出会えますようにーニコ