本当にいい刀は鞘に入っているもんですよby奥方
椿三十郎
(1962年/日本/98分)
監督:黒澤明
【しょうかい】
凄腕の浪人が、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍に助太刀する痛快アクション時代劇。三船扮する三十郎は前作の「用心棒」から通ずるキャラクターながらこちらのほうがより人間味が増し、ユーモアと知略が強調されている。薄暗い社殿で密議をこらしていた9人の若侍。上役を告発するも逆に窮地に陥っていた。それを図らずも聞いていた浪人は、権謀に疎い彼らに同情し一肌脱ぐことに……。仲代達矢扮する敵方の用心棒との壮絶な一騎打ちのシーンは圧巻。(allcinemaさんより)
【かんそう】
黒澤明映画祭10本目!
笑ったー!
順番的には「用心棒」観てからの「椿三十郎」なんでしょうけど、スケジュール的にこちらが先になってしまいました。
「用心棒」とはまた違った味の娯楽作品でした。
相変わらず三船さんはかっこいいし、おもしろい。
そして登場人物も個性豊かだし、到るところに笑いがいっぱい!!
この奥方とお嬢様ものほほーんとした笑いをくれました。
若い武士9人の描かれ方に、今も昔も大人の思う「若者」は似たようなものなのかもしれないねーなんて思ったりしました。
今回、私が観てきた黒澤映画の中ではかるーいエンタメ作品、に属するかな。
それでも渋いいいセリフがあったりしましたけどね。
有名な最後の殺陣シーン。
三十郎(三船)と室戸半兵衛(仲代達矢)が向き合ってからのあの長すぎると思える「間」が私の緊張をMAX状態に!!
っかー!息止まるー!
そしてその後の「刀、速っっ!!」「血、多っっ!!」の一瞬の出来事に画面にくぎ付けでした。
あっという間の98分でした。
でも「映画を観たなぁ」という充実感は半端なくありました!!
おもしろかったなぁー
うりぼう4つ:
ありがとうございました